たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2019.4.1 そろそろ桜は満開。自然教育園は月曜は定休日なのだが、桜のシーズンに限って前週に続きこの日も開園。こういう時は入園者が少ない。 9時少し前に門の前に到着し開門を手伝い急いでノウルシの前に陣取ると、9時10分にやって来た。しかし、遠い。 ちょこまか動くが近くにはなかなかやって来ず翅も開かず、すぐ飛び去ってしまう。次に来たのは10時過ぎ。同時に2個体来たが、撮れたのは翅の壊れたほうだった。 その後、飛来は途切れ11時には帰らなければならなかったので、撤退。門の外に出るとツマキチョウが飛んでいたので追いかけると、隣りの公園にと飛び続ける。息が上がってもカメラを止めるな。シャッターを切り続けよ。でも、これだけ・・・ 追いかけている時、舞い上がった一瞬。 2019.4.3 この湿地にはダイサギが住み着いている。ノウルシの向こうのヨシの中にいたので撮っておく。 気温が低すぎるせいか、トラフはやってまるで来ない。暇つぶしにダイサギの撮影。木に枝で休んでいるのはたまに見る。飾り翅というのだろうか、ちょっとお洒落ではある。普段は水の中に入りエビなどをついばんでいるが、陸上ではもっぱらカナヘビ。エビよりカナヘビのほうが捕捉率が高いようだ。見ていたら、嘴を振り回して異常な様子。急いで連写してみたら、嘴に何か絡みつきそれを振り解こうとしているようだ。絡みついているのは蛇かと思ったが、よく見たらカナヘビの脚も写っていた。ずいぶん大きいカナヘビを咥えたものだ。 さて、肝心のトラフシジミは1頭だけ至近距離で見つけた。寒くて飛ぶことができなず、葉にしがみついていたが、チョウジソウの茂みの中に落ちるように潜り込んでしまい、それっきり出て来なかった。寒さにはトラフは弱いようだ。近くには、気温が低くてもツマキは飛んでおり、メスも出ていた。サクラソウでの吸蜜は珍しい。ただ、数は例年の3割程度と少ない。 通路に沿って飛ぶツマキ。併走し横から撮ると確率が高い。 ロープと杭が邪魔であるが、2頭のオスが絡んだ。 桜バックがついに成功。花筏つき。この位置からは逆光なので桜の写りは悪いのは仕方がない。が、真ん中にダイサギが写っているのはプラス査定か。 昼からはランチを持って妻が来たので、園内の花を見て回る。シュンラン、サクラソウ、ジロボウエンゴサク、ニリンソウ、ムラサキケマン、イカリソウ。 ヒメウズ、咲き始めたイチリンソウ、いつものアケビ、1か月以上咲きっぱなしのウグイスカズラ、ここでは初めてのフデリンドウ。 2019.4.3 風があるが気温は前日より高い。桜はまだ満開。しかし、その下を飛び回るツマキチョウは全くいない。 一番の目的は、前日、寒くて至近距離のチョウジソウの茂みに潜り込んだトラフ。そのまま夜を過ごし、朝、気温が上がったときに茂みから出てくることを期待した。が、予想に反して、いつまでたっても出てこなかった。この日、ノウルシ群落にやって来たのは少なくても2個体。ただ、2頭目は前翅先端が羽化不全であった。 比較的近くで開翅したのは、残念ながら2個体目。 11時半も過ぎたので諦め撤収。その途中、夏トラフがよく吸水する路上で1頭発見。すぐフキの葉上で開翅したが、色が出ないのでスレ個体かと思ったが、そんなことはなく、ただただ角度が悪いだけであった。
by otto-N
| 2019-04-07 20:06
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