たかがヤマト、されどヤマト | |||||||||||||||||||||||||
2011.11.25 いつもの日だまりに行く。小春日和、東京の最高気温は15.7℃だった。 ヤマトシジミの新鮮なメスは現れず、ムラサキシジミのポイントへ行くと、タテハチョウが横切る。まだ、エルタテハがいたのかと思って、近寄るとアカタテハだった。ここでは珍しい。 ![]() アカタテハが去った後、ムラサキシジミが降りてきた。どちらもメスだった。 ![]() ロベリアの植え込みに戻ると、クロアゲハが来ていた。右の尾状突起が欠損した昨日の個体だ。尾っぽだけが玉に傷、鱗粉の粒はくっきりしている。 ![]() ![]() 昼過ぎ、再び行ってみたが、ヤマトシジミしかいなかった。新鮮なオスがいたので撮る。 ![]() そろそろ、ヤマトシジミでさえ少なくなってきた感がある。ほとんどスレているが、中には、新鮮なものもいる。白い翅脈がくっきりと目立ち、全体的に白っぽいが、なかなか綺麗だと思う。 クロアゲハが、またやってきた。21日に最初に見たので、5日目になる。最初はピカピカだったのに、あちこち擦り傷がついていた。大きくて目立つので、子供たちに追い回されたのかもしれない。他に吸蜜の花がないとみえ、ロベリアの花にいつまでもつきまとっていた。 ▲
by otto-N
| 2011-11-30 14:55
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2011.11.24 小春日和だった。ヤマトシジミとムラサキシジミくらいしかいないかな、と思っていたが、まだ、捨てたものではなかった。 日が照っていても、気温が低いとヤマトシジミは出てこない。9:30ころには、カタバミも咲いていない。10:00すぎ、やっとオスがちらほら飛び出して、近くに止まり翅を拡げ始めた。そのころには、いつのまにか、カタバミも咲き始めていた。カタバミの開花とヤマトシジミの活動開始は連動しているらしい。オスはほとんどスレていた。メスも似たようなものだが・・・ ![]() ![]() ![]() 10:30すぎ、3日前にいた小さなクロアゲハがロベリアの花にやってきた。しかし、無残。右側の尾状突起がなくなっていた。傷も多数。目立たないアングルから撮った。なかなか綺麗に撮れた。 ![]() ![]() クロアゲハを撮っているとき、なんと、2日前のエルタテハがやって来た。右後翅の白紋の流れ(傷)が同じだ。 ![]() 3回シャッターを切ったところで、いなくなったけれど、案の定、ツワブキの花で吸蜜していた。吸蜜を止め、しばらく、草の上で日向ぼっこをしたと思ったら、今度は本当にいなくなってしまった。 ![]() ![]() 11:00も過ぎたので、この太陽ならムラサキシジミの場所へ行ってみると、メスが1頭だけだった。 ![]() この日、3日前のクロアゲハ、2日前にのエルタテハがロベリアの花にやってきた。どうやら、この付近から離れていなかったらしい。エルタテハは「散歩」のShinさんも撮ることができ、2人とも満足した日だった。 ▲
by otto-N
| 2011-11-28 17:15
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2011.11.22 恵比寿ガーデンプレースに、突然現れたエルタテハには驚きましたが、エルタテハが来る前、去った後に撮ったヤマトシジミを載せます。 この個体は、普通の青メスだが、このくらいで十分綺麗だと思う。空が曇り始めたので翅を閉じてしまったので、、空が明るくなるのを待ち、翅を開いたとき撮った。日がうっすら差し始めたくらいがちょうどいい。日差しが強いと、青鱗粉はとんでしまう。 ![]() この個体を撮っているとき、エルタテハがやってきた。日差しの中で、翅を開く角度によって、前翅の黒縁は幻光を放つ。 ![]() 青く見えない個体。縁毛が傷んでないのでスレた個体ではない。よく見ると、とても細かい青鱗粉が全面にのっている。細かすぎると地味だ。 ![]() ![]() エルタテハが去った後、ツワブキで吸蜜していたウルトラ級。ツワブキ上では綺麗に撮れなかったが、コナラの葉の上で翅を拡げた。すぐ、オスに絡まれ飛び去った。 ![]() ![]() 上とは別個体のウルトラ級。午後の低い太陽を浴びて、翅が輝いていた。 ![]() ![]() 新鮮なオスがいたので撮影した。この3枚はそれぞれ別個体。 ![]() ![]() この日撮ったヤマトシジミの青メスは、結構きれいだった。3個体目の青く見えないメスは、夏の黒メスでもないし、もう少し青鱗粉が明るいタイプが、スーパーブルーではないかと思う。スーパー、ウルトラと区別し、少ないものと思っていたが、次々と現れた。しかし、新鮮個体は見つからないまま、シーズンを終えようとしている。この2、3日で急に数が減ってきたように思う。 ▲
by otto-N
| 2011-11-27 17:59
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2011.11.22 晴れたり曇ったりしていたこの日の最高気温は14.7℃と寒かった。この日も、ヤマトシジミの青メスを捜しに、いつもの場所へ行った。 青メスを撮影中、何かタテハが飛んできて、近くの石垣に止まった。キタテハだろうけど一応撮っておこう、と近づいたとたん、驚いた。エルタテハだった。 ![]() 石に止まったエルタテハを何枚か撮ったとき、ふいにどこかへ飛んで行ってしまった。もう少し撮りたかったのにと、がっかりして、再びヤマトシジミを探し始めたとき、コナラの小木の下に咲いているツワブキを見ると、なんとエルタテハがいるではないか。 ![]() 最初、ヒオドシチョウかとも思ったが、後翅に白紋があるし、紛れもないエルタテハだった。ヤマトシジミもそうだが、ツワブキの花に一度止まったら、翅を拡げっぱなしで、延々と蜜を吸い続ける。近寄っても花から離れようとしない。飽きるほど撮影した。 ![]() ![]() 背景の抜けたところで撮りたかったが、これがせいいっぱいだった。 ![]() 時間がありすぎたのでこんなアングルでも撮ってみた。頭の後ろのほわほわの毛を撮りたかった。 ![]() この撮影場所は、恵比寿ガーデンプレースの南端にある小さな(児童)公園。山地性なので、北海道ならともかく、都心の、それも山手線の内側の、こんな所にいるはずがないチョウがいた。飼育していたのを放したのかもしれないが、北風が強かった日があったわけでなく、どうして、ここにいたのだろうか、あまりにも不思議だった。 このエルタテハは、24日にも現れました。「散歩」のShinさんのブログに、ガーデンプレースの建物と一緒に写った画像が載っています。この記事を書いている今日(25日)は、前記事のクロアゲハはいたけれど、エルタテハはどこかへ行ってしまったらしく、現れませんでした。なお、この日に撮ったヤマトシジミは次回にします。 ▲
by otto-N
| 2011-11-25 17:00
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2011.11.21 曇りから晴れの、東京の最高気温16.5℃、まあまあの天気。 ヤマトシジミのメス、翅全体が青いウルトラ級のものに、また遭遇した。地べたのカタバミで吸蜜していたときは、スレたオスだと思っていた。気がついたのは、オスに絡まれ、逃げ飛んだときだった。幸い、すぐオスを振り切り、また戻って来た。しかし、撮ることのできたのは2ショットだけ。また、オスに追われてしまった。 ![]() ![]() ムラサキシジミの開翅ポイントは、ヤマトシジミのたまり場から30mほど離れた所にあり、昨年はムラサキツバメも飛んできた。ここに顔を出すと、ムラサキシジミがチラチラしていたが、目の前に止まったのはピッカピカのクロアゲハ。とても小さく、越冬を待たずして羽化したような個体だった。 ![]() クロアゲハは、じゃまな手前の葉をよけたとき、飛ばれてしまったが、この公園で撮った他のチョウたち。ヤマトシジミ(♀)、イチモンジセセリ、ムラサキシジミ(♀)。 ![]() ツワブキ上のヤマトシジミをたくさん撮ったが、やはり色が出ない。このアングルのものが精いっぱいだった。 ![]() 珍しくアベリアの花に吸蜜するヤマトシジミ(♀)。これも、オスに絡まれ1ショットしか撮れなかった。 ![]() 青鱗粉が翅全体にのったヤマトシジミの青いメスは、オスと見分けがつかないほどで、もう少しで見逃すところだった。これで2回目の遭遇だったけれど、ちょっと新鮮でなかったのが残念。 クロアゲハにはビックリした。ふらふら飛んでいたのが、寒くて力尽き、葉に止まって日光浴という感じだった。クロアゲハをこんなに近づいて撮ったのは初めてだった。 ▲
by otto-N
| 2011-11-24 15:35
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2011.11.18 朝から曇り。午前中は、さすがに寒くてヤマトシジミは飛びださなかった。午後2時すぎ、日が照り始めたので、再度、ヤマトシジミを探しに行く。 葉の上に止まっていた新鮮個体。 ![]() メス、オスを判断するため、ちょっかいを出したら、少し離れたところに飛んで行った。メスだった。そして、開翅。順光で撮る。 ![]() 逆サイドに回り込んで撮る。 ![]() 逆光気味のアングルで撮る。 ![]() 翅を閉じたところを撮る。 ![]() ヤマトシジミのたまり場はすぐ近く。日が差し始めたので、ウルトラ級を探しに行った。スーパー、ウルトラはいなかったが、ちょっと綺麗な個体を見つけることができた。しかも、地べたではなく、背景の抜けたいい位置に止まってくれた。気温が低かったせいか不活発。かなりの枚数を撮ったが、この15分間、同じところに止まったままだった。 ▲
by otto-N
| 2011-11-22 17:40
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2011.11.17 北海道では雪が降った、本格的な冬型の気圧配置。晴れていても寒かった。ヤマトシジミを撮ってから、教育園に行ったものの、ムラサキシジミが1頭いただけ、再び、ヤマトシジミのたまり場に戻った。 この日のヤマトシジミ。最初にやってきた青いメス。前翅に輝く1本の青い筋。 ![]() ![]() ![]() この個体は、オスと見紛うばかり、スーパーどころか、ウルトラ級の青い前翅。夏型のオスより青部分は広い。色は光を反射しなければ、暗いブルー。おそらく、シルビアシジミのオスに近いのではなかろうか。じっくり撮りたかったが、オスに絡まれどこかへ行ってしまった。 ![]() ![]() ![]() 晴れた日は、なかなか綺麗に撮れない。青鱗粉が輝くアングルに回り込もうとするのだが、そうはさせてくれない。ストロボを使うと多少いいように思う。左は非発光、右は発光。同じ個体だが、同じ位置で撮ることができなかった。 ![]() ![]() 昼ころ、ツワブキに集まり始めるが、やはり色がでない。青が輝くアングルはとても狭い。 ![]() 毎日のように、ヤマトシジミの様子をうかがっているが、青くてもなかなか綺麗に撮れない。太陽が高くならないうちに、といっても正午でもそう高くはないが、撮ったほうがいいようだ。ただ、気温が低いと太陽が出ていても、飛んでこない。 この日、オスか?と思うほどの青いメスが出た。ただ、青いことは青かったが、強い日差しのもとでは、ベタ開翅では煌めきがなかった。レンズから少し離れたところからストロボを焚くといいのかもしれない。もう、ヤマトの青♀もいいかな、と思っていたが、新たに、「ウルトラブルー」という目標ができた。 PS: 教育園で撮ったムラサキシジミ。ムラサキシキブの実が写っているのは初めて。 ![]() ![]() ▲
by otto-N
| 2011-11-21 17:39
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2011.11.16 冬型の気圧配置。風が強く、東京の最高気温は15.8℃だった。カラッと晴れているので、教育園ではムラサキシジミが出てくるだろう。その前に、ヤマトシジミのたまり場によった。 オスが飛び廻っているが、メスが来るのを待っていると、やはり来た。 ![]() ![]() これは別個体。青が少ないがきれいだった。 ![]() 3個体目、これは、黒縁が少し太いだけで、ほとんどスーパーだった。 ![]() ![]() 10:00も過ぎたので、教育園に行く。しかし、ムラサキシジミは少ない。ムラサキツバメは出てこなかった。 ![]() ![]() オスのブルーは強烈。しかし、オスはこの1頭だけだった。 ![]() 11:30もすぎ、日が当たらなくなったので、ここを撤収、自宅近くのヤマトのたまり場に寄ると、ムラサキシジミ(♂)が来た。ここでは、今年3頭目。12月になったらもっと出てくるだろう。 ![]() ツワブキにはヤマトシジミが集まっていたが、色が出ないのであきらめた。これは、これでいいと思う。 ![]() 自宅マンションのそばのヤマトシジミのたまり場に行くと、必ず、青いメスが見られるようになった。どうも昼ころの太陽よりも、朝のほうが綺麗に撮れるようだ。ただ、輝く位置に回り込む必要があるが・・・ 教育園のムラサキシジミも、日向ぼっこに出て来なくなった。ムラサキツバメに至っては、このところ皆無。そろそろ、秋も終わり。淋しくなりますね。 ▲
by otto-N
| 2011-11-19 16:44
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2011.11.15 本格的な冬型の気圧配置となったこの日、「小畔川日記」のダンダラさんに同行させていただき、秩父のクロツバメシジミを見にいった。ドライバー兼ガイドがダンダラさん、というなんと贅沢な蝶撮であった。気温は低いものの、風の吹き出しはまだ弱く、コンデションは申し分なかった。 クロツバメシジミの食草のツメレンゲをまだ見たことはなく、乾燥した岩場にギリギリの水で生存しているのだろうとは思っていたが、撮影ポイントは全く予想していなかった場所であった。ツメレンゲはすぐに見つかった。そして、クロツバメシジミもすぐ周りを飛んでいた。でも、傷んだ個体が多かった。蛹も見つかった。最初はやみくもに撮っていたが、新鮮な個体も見つかった。 ![]() 突然、目の前のツメレンゲに止まったので、あわてた。ピントがいまひとつだった。 ![]() ![]() 岩の上で開翅するものの、後ろ姿ばかりしか撮ることができなかった。 ![]() ![]() 少し逆光気味で撮った。翅の傷みはよくわからなくていい。 ![]() ![]() そろそろ終わりにしようと思ったとき、目の前で交尾が行われ草の茂みにとまった。メスはあまり翅を開いてくれなかったけれど、十分撮影した後、ツメレンゲの花にとまらせようとした。が、なかなか思うような所に落ち着かず、ダンダラさんもちょっと焦りました。 ![]() これが、最初潜り込んだ茂みの中でのポーズ。メスの頭部に光があたり、なかなかいい。 ![]() やっぱり、クロツバメシジミはツメレンゲの上がよく似合う。 ![]() 少し擦れていた他の個体。 ![]() 新鮮なウラナミシジミがツメレンゲで熱心に吸蜜していた。 ![]() 11時半ころ、ここを撤収し、別なチョウを探しにクルマで30分程度の場所に移動した。ここで、「秩父の蝶」のtef_teffさんに合流し、色々案内していただいた。tef_teffさんは、毎日、ここでチョウの定点観測を続けているとのことでした。来シーズンは色々楽しめそうな場所でした。 この日は寒すぎ、チョウがほとんど出ていない。すぐ見せていただいたのは、クロヒカゲの幼虫。藪の中、よくもまあ見つけたものだ。近くにいたウラギンシジミ。開翅しなかったヤマトシジミの青メス。最後は、撮ったヤマトのオスがピンボケだった代わりです。 ![]() この日、思いがけなく、撮ってみたい「5K」のチョウの1つを撮ることができた。クロツバメシジミは、ツメレンゲの周りをちょこまか飛び回っており、決して撮影しやすいチョウではなかった。とまって開翅しても、仲間がすぐちょっかいを出し、なかなか落ち着くことがない。新鮮個体は少なかったけれど、なんとか撮れたし、初回で、これだけ撮影できたので大満足。すべて、ダンダラさんのおかげです。ダンダラさん、ほんとうにありがとうございました。 それから、tef_teffさん、ありがとうございました。来年、秩父にうかがいますので、よろしくお願いします。 ▲
by otto-N
| 2011-11-17 21:16
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2011.11.14 曇りのち晴れ。小春日和に近い。予定を取りやめ、自宅近くのヤマトシジミもたまり場で時間を過ごす。 雲っていても朝から、オスのヤマトシジミはメス探しに忙しいものの、気温が低いせいかすぐ休む。 ![]() 後ろの枯れた葉は余計なのだが、しかたがない。 ![]() 朝一番のスーパーブルー。この後ろ姿は、後翅の縁が強調されてカッコいいと思う。 ![]() 昼ころ、日が照ってきた。ヤマトシジミがツワブキに次々とやってきたが、スーパーブルーもいた。やはり、明るすぎると、ブルーもかたなしだった。ストロボを焚くと少しはいいかなと思う程度、どう撮っても普通のメスにしか写らなかった。 ![]() ![]() 「スーパーブルー」と勝手に呼んでいるヤマトシジミの青メスは、①前翅中室にひときわ明るい青鱗粉がのっており、前縁にも青鱗粉を散らしている、②前翅の黒縁が後ろよりが細くなり、青部分が広い、というのが条件。滅多にいないと思っていたところ、秋の深まりとともに、1日に1頭は見るようになってきた。これでは、スーパーでもなんでもない、看板を降ろすことになりそうだ。 青メスの美しさは、どうやら、青い面積の大きさではなく、撮ったときの光の反射角で青鱗粉が煌めくかどうかにかかっているようだ。青部分が小さくても、ファインダー越しには、あたかも、ミドリシジミのB型と錯覚を起こす個体もあった。逆に、青くないメスも捜しているが、今では難しい。秋型のオスはどれを撮っても同じなのに、メスはバリエーションが大きく、楽しい。 ▲
by otto-N
| 2011-11-16 15:43
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