たかがヤマト、されどヤマト

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2018.7.10 -11 東京・恵比寿 コミスジ   2018.7.26 (記)

2018.7.10 -11
旅行に出るためカメラ内のSDカードを整理していたら、どうせろくなものが撮れていないと思い、そのまま放っておいたファイルが出て来た。花に来るアゲハを撮る練習をしていた時のものだ。アゲハの途切れた合間に出て来たコミスジ。21ミリで撮ったがマクロでなくてもいい感じだ。
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大きいので♀かと思うが、すぐ翅を開くので裏翅を撮るのは結構難しかった。ミスジ系は逆光側から撮るのが私の好み。でも、今思うと順光からも狙うべきであった。
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さて、この日は置きピンの練習もさることながら、訪花したチョウをノーファインダーで撮る練習。でも、逆光側からしか撮れないのがこのポイントの欠点だ。赤茶色の建物はサッポロビール本社、その左にウェスティンホテル。
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いつも広角はMFにしているので咄嗟の場合、AF切り替えが間に合わないし、ファインダーを覗く時間もない。しかし、ノーファインダーでは飛翔撮影と全く同じ。まるで歩留りがわるかった。
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この日もツマグロヒョウモンが立ち入り禁止の広い芝生でテリを張っていた。端っこにある花に寄ってくる時にスピードを落とすが、それでもなかなかフレームに入らなかった。
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ヤマトシジミがいたので近づいて撮ってみた。さすがに小さいので大きくトリミングせざるをえなかったが、後ろの葉のぎらつき感など、マクロとは違う面白さが出るかもしれない。
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by otto-N | 2018-07-31 16:04 | Comments(0)

2018.7.17 -19 新潟県・火打山 (3)火打山 天狗の庭   2018.7.26 (記)

2018.7.18 (続き)
10時40分、登り始めて3時間半。木道を登り下がったところが「天狗の庭」だった。山を登っていて、天狗の庭なる場所は数多くあるが、ここは別格だと思う。
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湿原の向こうに雪の残る緑の山。青い空と白い雲。木道を進むと、逆さ火打。(本ブログの画像は、すべて、クリックすると大きくなります)
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ワタスゲが風になびく幸せな風景。
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ゆっくりしたいところだが、山頂はまだまだ先。急がなくてはと、灌木地帯を登ると高山植物はウサギギクくらいしか目立たなかった。アサギマダラが目につくが撮影できず。11時10分、下から雲が吹き上げてきた。北アルプス(右の奥)も雲に覆われ始める。天狗の庭は遥か下。この先も急登が続き、その度に足がとまる。特に、最後の直登階段はきつかった。
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12時10分、山頂到着。残念ながら、北アルプスはほとんど雲に隠れていた。登る途中で見られたのでまあいいか。
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火打山の隣にある焼山にも雲がかかり始める。その右には日本海が見えるはずだが、雲に覆われていた。
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山頂にはキアゲハが数頭、バトルを繰り広げていた。風もあり、飛翔スピードがいつもより速く、思ったように撮れない。飛び立たせ撮りがやっとだった。
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アサギマダラも山頂に飛んで来る。なんとか1枚だけがピン。ハイマツの向こうの北アルプスは雲の中。ちょっと残念だった。
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12時20分、下山開始。天狗の庭から山頂にかけてはアサギマダラをよく見たが、下山中には数が増えていた。吸蜜は明るい所より登山路の日陰のほうを好むようだ。最初はナナカマドの花が好みかと思ったが、2コマ目の白い花とマルバダケブキのほういいらしい。狭い登山路を下っているとき、見えない足下からふぁーっと舞い上がる。
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マルバダケブキとの組み合わせはちょっと強烈。もっとアングルを狙いたいところが時間がなく、いずれも通りががりのスナップショット。
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天狗の庭まで下る。逆光のワタスゲはいつ見ても楽しい。
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池塘に映った靑い空と白い雲と針葉樹。
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13時50分、高谷池ヒュッテ到着。ベンチで大休止の後、カメラをザックにしまい込み、ひたすらの下山。しかし、残り3Kmという所で突然、持病の左膝が痛みだす。規則正しい階段の登山路を正面を向いては下りられず横向きで下降せざるをえなかった。緩斜面では痛みが少ないので何とか下ることができる。いつものように騙し騙しの下山だが、今後のことが心配になる。17時10分、やっと登山口にたどり着く。(やれやれ、登りと下りのタイムはいつも同じだ)

この日は、赤倉温泉に宿泊。夕食は量が多すぎたせいもあるが、疲れすぎて食事が喉を通らず半分くらい残してしまった。往復10時間は思った以上にキツかったようだ。



2018.7.19
朝食後、近くのスキー場でクロシジミを探しにいく。ヒメジョオンで1頭見つけ、300ミリで1枚撮ったところで飛び去られた。次に現れたのはテリ張りにやってきたジョウザンミドリ。暑すぎるせいか翅も開かない。こちらも暑くて探す根気が続かず、8時10分、早くも撤収。
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妙高に少しだけ登ろうと思ったけれど、山は霞んでいる様子だったの近くの観光地を探したが、標高1000m以上でなけば涼しそうではなく、近くの「イモリ池」で時間を潰す。
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睡蓮の花がいっぱいだったが(→睡蓮の葉には切れ込みがあるが蓮にはないとのこと)、見かけたチョウはベニシジミだけ。標高1000m以上でなければチョウも飛ばない暑さのようだ。この後、どこへも寄らず、灼熱の東京砂漠へ舞い戻る。
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今回の火打山登山では、北アルプスの岩稜の山々とは違った楽しみ方があることに気付かされた。果てしなく続く森を見ていて、まだ日本にもこういう場所が残されていることがとても嬉しくなった。もう一つ、フジミドリはブナの森には必ずいるようで、この時期、登山するたびに見かけるようになった。ただ、樹上生活者なので出会う機会が少ないだけのようだ。





by otto-N | 2018-07-26 11:27 | Comments(2)

2018.7.17 -19 新潟県・火打山 (2)火打山 高谷池   2018.7.23 (記)

2018.7.18
7時10分、1台だけ残っていたスペースに車を停め、火打山登山口を出発する。薄暗いブナとミズナラの多い広葉樹林帯の中を木道が延々と続く。緩い斜面を登ること50分、少し下った所に小さな橋が架かっていた。明るい空間なのでゼフがいると思って目を凝らすと、1組が卍巴をやっていた。空間的にも時間的にもアイノ。
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よく見ると1組だけではなく数組が卍巴をしていた。橋の上から近くに来たのを連写するが、登山用の18-135ミリのピントリングは固すぎるので回し難くかった。目より下にはなかなか下りて来ず、表翅は写らない。もっと撮りたかったけれど登山中の身、先を急がねばならなかった。
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橋の上から開翅が撮れるかと思ったが、数が多すぎすぐスクランブル発進をするのでチャンスはなかった。川底に飛んでいったのを目で追うとすぐ岩の上で開翅した。それが1個体ではなく複数だったので、遠すぎるが一応撮っておいた。自宅に帰ってから拡大して見ると、なんとフジミドリシジミだった。
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この橋から先が本格的な登山道。急登が続くことになるが、登山道の落ち葉の溜まった1m四方の窪地でフジミドリが吸水に下りてきた。足場が悪くザックが重いので後ろにひっくり返った時に飛ばれてしまったが、すぐに2頭目の♂が降りてきた。こちらもボロいが雰囲気は最高。
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そして、♀もやって来た。翅を開きそうだったがすぐ閉じてしまう。でも、うっすらと日が当たるいい場所に動いてくれた。近ければもっと早い時期に来てみたい1m四方のピンポイントだった。
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登山道は十二曲に差し掛かり喘ぎながら登る。十二曲りを過ぎても急登が続く。一瞬の北アルプス。
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やっと平らになり、緩やかな下りとなる。
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また登り。ときどき北アルプスが望めた。左のほうには槍ヶ岳も。そして、火打山がやっと現れる。が、北アルプスに雲が沸き始める。
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道端の花。オオバミゾホオズキ、ベニバナイチゴ、ズダヤクシュ、タニギキョウ。
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山小屋を過ぎると高谷池の湿原が現れた。池塘が美しい。
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木道の傍らにあった見事なキヌガサソウの群落。
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かなり大型の花なので可愛らしさには欠けるが・・・
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登山道は登りに入り、湿原を見下す。
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その先には雪がまだ残っていた。
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雪渓の脇のハクサンコザクラが見事だった。
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どうもペンタックスは赤紫系統の色が出ていない気がする。もう少しピンクのはずだが、青っぽい。
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一面がピンクに霞む遠くの群落。ピントは合っているはずなのだが、こんな風にしかならない。
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高山植物の種類は多くはなかった。目立ったのはミヤマキンバイ、イワイチョウ、コイワカガミというところ。
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10時40分、登り始めて3時間半。頂上はまだまだ先。
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(火打山(3)に続きます)




by otto-N | 2018-07-23 16:41 | Comments(0)

2018.7.17 -19 新潟県・火打山 (1)笹ヶ峰   2018.7.20 (記)

2018.7.17-19
登る計画を立ていたが、いつも天気が悪く延び延びになっていた新潟県にある妙高・火打山(標高2461m)に登る。往復8~10時間かかりそうなので、17日は登山口のある笹ヶ峰に前泊し、18日に登山。その日は赤倉温泉に泊まることとした。

2018.7.17
笹ヶ峰と言う名前はどこかで聞いたことがあると思ったら、ミョウコウシジミの棲息地。10年以上前のポイントしかわからず、すでにこのポイントにはいない可能性大とのことだが、とにかく現場を見るのもわるくない。昼すぎに笹ヶ峰の麓に着いたので、とりあえず、日本の滝百選に選ばれた「苗名滝」を観光する。駐車場から徒歩10分ほど。落差55mの素晴らしい水量。柱状節理の玄武岩から流れ落ちる。
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コムラサキがあちこちにいたが、敏感で表を撮ることはできず。ブルーが美しいヤマアジサイ、道端のエビラフジ。
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スキー場脇の狭いワインディングロードを登りつめた所が笹ヶ峰だった。広大な笹ヶ峰牧場の一角にある笹ヶ峰グリーンハウスに宿泊。チェックインを済ませた後、ミョウコウが昔いたという斜面に行くと、まるで植生が変わっているらしく、身の丈2mの植物や灌木で覆われていた。ボロボロのヒメシジミが少しいるだけ。エビラフジをやっと2株見つけただけだった。標高1300mとはいっても、とにかく日向は暑いし一人ではないし時期的にも今年は終わっているはずなので、いったんグリーンハウスに戻ってから、18-135ミリだけを持って、つれあいと散策路を歩くことにする。
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笹ヶ峰牧場は日本にある牧場とは思われなかった。全部牧草地にしないで、ブナとハルニレの大木を残してある。まるで公園のようだった。牛はどういうわけか数頭見ただけ。
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牧場のはずれにはブナとミズナラの森があり、林縁にはヒョウモンが舞っていた。ミドリヒョウモンとウラギンヒョウモンが多い。探し物のミドリヒョウモン♀。せわしなく動きまわるので撮り難い。顔だけ日が当たったのが惜しかった。
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ミドリヒョウモン♂。日の当たらない場所でのヒョウモン色はなかなかいい。
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メスグロヒョウモン♂も混じっていた。ウラギンは開翅を撮れず。ボロのカラスアゲハ♀。待っていると次々やって来る。ナミ(or コ)ヒョウモンもいたけれど撮れず。
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ヒョウモン類は、北海道育ちだったのでそれほど撮る気になれなかった。特に数の多いミドリヒョウモン♂は。でも、裏はなかなか奇麗です。
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花はあまり種類がなかった。クルマユリ、シモツケ、ヤマオダマキ。  、
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小川の横に咲いていた小さな花。暗い上、足場が悪く、きちんと撮ることができなかった。シキンカラマツという名を後で知る。
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宿へ戻り廊下の窓からの景色。
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夕食後、しばらくすると空が赤くなり始めた。
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ハルニレの梢の向こうに三日月。
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焼山(2400m)と赤く染まる飛行機雲。
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(日打山(2)に続きます)




by otto-N | 2018-07-20 16:54 | Comments(0)

2018.7.2 -3 群馬・ゼフィルスの高原 (5)ウスイロオナガシジミ   2018.7.17 (記)

2018.7.3 (続き)
前日と同じメスアカミドリシジミのポイントに着くと、青空が見え始める。まだ薄暗い中、すぐに1頭が飛んで来て翅を拡げるが距離は遠い。一度姿を消すが、日が当たり始めるとすぐ戻ってきた。
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日の当たる場所が増えるにつれ近くにもやってきたが、頭の向きが問題。遠くても頭がこちら向きだと4翅とも輝く。が、トリミングすると解像度がまるで不足。やっと、距離5~6mでも翅を拡げるものの、前日同様、目より上。卍巴が勃発するが300ミリ+テレコンでは近すぎて撮れず。
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何度か起こったバトルの果て、常に日当たりのいい一番席をとっていたのは右後翅が少し傷んだ個体。この体勢からは傷は見えない。個人的にはこのアングルがベスト。
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11時、メスアカの動きがなくなったので撤収しかけた時、Nさんがウスイロオナガシジミを見つけた。わかりにくい位置だったのでよく見つけましたねと尋ねると、下から飛んでとまったとのこと。いつもNさんは目がいい。何度もシャッターを切るが、逆光、目より上。どうしても一部隠れてしまうので、ガードレールの上にのっかった。左足を支柱の上の載せてから体を引き上げ立ち上がり、右足を側板の上に添えバランスをとった。こうすると順光側。しかし、ここは大型バスも通るワィンディングロード。道路側に落ちたら車に轢かれてしまうし、向こうは藪の斜面。足下が不確かなのでブレ続出だったがなんとか撮ることに成功。実は、ウスイロオナガは初見。
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この後、少し位置を変えたので枝を引き寄せることができた。マクロが手元になかったのでかなり悔しかったが仕方がない。
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ウスイロオナガはぼおーっとした印象で、同類のオナガシジミを北海道でさんざん見ていたせいか、絶対に撮ってみたいチョウではなかった。でも、墨をぼかしたような斑紋はアップにすると美しい。ちょっと見直す。(チョウ類保全協会・会誌26号の永幡嘉之氏の完全フラットの表紙写真をご覧ください)
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思いもかけぬウスイロオナガの出現の後、昼食をコンビニご飯ではなく食堂でゆっくりとる。昼食後、再び朝一番で行った柏林に行く。13時30分着。柏の木の下をゼフが飛び回っていた。落ち着きがなかったがメスアカと判明し、テンションが下がる。やはり、エゾは低い位置でテリを張らないようだ。2~3頭いたうちの1頭は、クロヒカゲとバトルを繰り返していたが、クロヒカゲのほうが強かった。
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メスアカに気をとられているうち、柏の樹上ではエゾミドリが飛び始めた。短い卍巴はするが下には決して降りて来ず、メスアカとはテリ張り位置を棲み分けているようだ。
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高い位置でしか翅を開かない。この光景を何度見たことか。
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15時、そろそろ帰らなければならない時間となり柏の林を撤収。近くのJR駅まで送ってもらう。そこから自宅までは乗り換えなしの鈍行1本。Sさん、Nさん今回もありがとうございました。




by otto-N | 2018-07-17 16:00 | Comments(0)

2018.7.2 -3 群馬・ゼフィルスの高原 (4)ジョウザンミドリシジミ   2018.7.14 (記)

2018.7.3 (続き)
8時。山の上のほうだけが曇っていると思ったのだが、中腹にあるジョウザンミドリのテリ張りポイントも日は射していなかった。時間的にはすでに現れているはず。しばらく待っていると1頭現れたが、目より上の高いところでしかとまらない。
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時間が経つにつれ少しは数が増えときどき絡むが、相変わらずとまるのは頭の上ばかりだった。仕方がなく、一脚に取り付けた広角で撮ることにする。置きピンだが数打ちゃ当たる。
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なかなかフレームに入らないし、ピンも合わない。しかし、飛び立っても近くに戻って来るのでチャンスは多かった。テリ張りゼフは必ず戻ってくるという前提で、また気心の知れた撮影者同志でなければこの方法は使えないでしょうね。
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やはり頭側から撮らなければ、四枚の翅の全部は輝かない。真上から撮るとフレームに入りやすいが、少し斜めからだとこれが難しい。K-3にはライブビューはついているが、可変ではないので役に立たない。また、dragonbutterさんのスマホ~Wi-Fiという手もあるが、この旧機種にはWi-Fi機能が組み込まれていない。
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撮影中、モニターを見るとどうしても暗くしか写らないことに気がついた。こんなバカなと思うくらいアンダーになってしまう。曇って暗いのでISO1600、F3.2で絞り優先(分割測光)で、下の画像の場合、SSは1/8000になっていた。ソフトで修正しきれず、画質も荒れてしまう。一脚レリーズ法ではないが、広角で上から被せて撮っていたMさんもアンダーになってしまうと嘆いていた。彼のカメラはニコンなので、ペンタックスだけのことではないようだ。
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何度か卍巴で2頭が絡んだけれど、その時に限って広角は飛翔設定ではなく撮影に失敗した。ジョウザンミドリは白い帽子が好きなようで、カメラマンの帽子によくとまった。左はMさん、右はここで一緒した地元の方。
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あまりにも長々と翅を拡げていたので、遠く離れて300ミリでも撮影。この日、一番のジョウザンミドリ。
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時間が経つにつれ、枝を手で引き寄せることのできる高さまで下りてくるようになった。
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この画像はSさんとツーショット。わかるかな?
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9時30分。ジョウザンミドリのテリ張りが終わったけれど、アイノは現れず。少し明るくなったので前日のメスアカミドリのポイントに向かう。


(ゼフィルスの高原は、もう1回続けます)



by otto-N | 2018-07-14 18:33 | Comments(0)

2018.7.2 -3 群馬・ゼフィルスの高原 (3)ヒメシジミ   2018.7.12(記)

2018.7.3 
前夜に到着した杉並Sさんも加わり、高原の柏林に向かう。7時ころ到着。下草は夜露で濡れすぐ靴の中までびしょびしょになる。すぐにヒョウモンチョウが現れるが茂みからなかなか出て来ない。横から照らす朝日は結構強烈で固い。
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柏の枝を鮎竿で叩いてみるがまったく気配なし。目的はエゾミドリだが下草にも見つからない。標高1000mなのでまだ発生してないかもしれないし、竿が届かないだけのことかもしれない。叩き出しを諦め先を進むと、草地でヒメシジミが飛んでいた。どの個体もとても新鮮。
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まだ朝が早いためか、飛翔は弱々しく、すぐ葉先にとまっては翅を思いっきり開く。
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ただただブルーが美しい。しかし、どれも似たような感じで、斑紋やブルーのつき方に変化が少ない。
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すぐ翅を開くので翅の裏をなかなか撮らせてもらえなかった。
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後翅に青い筋となっているこの黒っぽい♂。こんな個体が好きになってしまった。少し擦れていたのが残念だった。
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飛翔は遅いので撮りやすいはずだったが、背景を欲張りすぎての失敗が多く、ピンがきても後ろ姿ばかりだった。でも、ヒメのブルーは深くてとてもいい。メスは交尾体を見ただけ。
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ブルー・イン・グリーン。(緑がきれいだとそれだけで美しい)
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山と林を入れて。(地表近くか、茂みの中ばかりを飛ぶので、見通しのいい背景が入らなかった)
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裏と表。(裏だけならたくさん撮れるのだが)
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最後に静止を一枚。(やはり、静止が一番)
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7時50分、着いた時から薄日だったがガスが出始めたので、ジョウザンミドリのポイントまで下ることとした。曇ってもジョウザンは飛ぶはず。


(ゼフィルスの高原は続きます)




by otto-N | 2018-07-12 16:40 | Comments(0)

2018.7.2 -3 群馬・ゼフィルスの高原 (2)エゾミドリシジミ   2018.7.10 (記)

2018.7.2 (続き)
メスアカミドリシジミのテリ張りが終わり、そろそろエゾミドリシジミのテリ張りが見られるだろうと林道をゆっくり流す。15時30分、駐車スペースがあったので車を降り、日の当たる梢を探すとゼフが飛んでいた。遠くてよくわからなかったが、撮影してみるとエゾミドリのようだ。
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1頭を追いかけてこの場所から消えてしまったので、近くを探すと薄暗い谷間の中を飛び回っているゼフがいた。ただし距離は10m以上。かなり遠い。日の当たる葉上で翅を開いては、他の個体を追いかけていた。このゼフはテリ張りの時間帯からてっきりエゾミドリと思っていたが、実はメスアカミドリだった。
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最初に気がつかなかったのか、後から増えたのか、数は5~6頭になっていた。すぐに開翅するものの向きが悪く、数が多すぎ飛んでは絡むので、なかなかシャッターが切れなかった。卍巴も時々はするが長くは続かなく、300ミリ+テレコンで静止を撮影するしかなかった。
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この画像は大失敗。やっと頭をこちらに向けて開翅したのだが、ピントを合わせるのに精一杯で、EVを下げるのを忘れていた。これだけ暗いと翅からの光りの反射はまるで鏡。完全に白とびしてしまった。この時のEVは-2。これでも完全に露出オーバー。(忘備録としての掲載です)
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この後はEVを-3補正。場合によってはさらに下げた。暗すぎる場合もあるが増感できるので、飛ぶよりは怖くない。真っ暗な中、日の当たるスポットで翅を拡げるこの光景はオオミドリと同じだった。
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なかなか頭をこちらに向けてくれなかったし、翅は薄くしか撮れなかった。
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枯れ枝でのまさかの開翅。光を浴びギラギラだった。斬新な構図でいいと思ったが、撮ってみるとまるで色気がなく剥製の鳥のよう。
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斜面の日の当たる場所が少なくなってきたためか、頭のすぐ上のところにやってきた。しかし、枝を引き寄せることもできず、21ミリを一脚につけ、ロングレリーズによる苦肉の置きピン撮影。ピンは合っていたが、左半分が日向、右半分が日陰という中途半端な位置。どっちつかずの色となった。
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飛んでもまた近くに戻ってくる。1枚にピンがきた。しかし、色が出ない。光は背後から鋭く斜めに当たり、カメラは真上。納得。
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今度は少し頭のほうから撮ることにした。頭側からだと少しは輝くようだ。もっと頭側からと思っても、なにせノーファインダー。チョウをフレームに入れピンを決めるのは難しい。ぜんぶ失敗に終わる。
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16時20分、木漏れ日がなくなり個体数が減ったので撤収。メスアカの活動時間は10時~14時とされているが、今回は15時~16時半。午前中から一日中飛び回り続けるとは思われないので、ここは夕方だけの場所かもしれない。活動時間は地形や気象条件に左右されると思われ、例外もありそうだ。



(ゼフの高原、翌日に続きます)



by otto-N | 2018-07-10 16:22 | Comments(0)

2018.7.2 -3 群馬・ゼフィルスの高原 (1)メスアカミドリシジミ   2018.7.7 (記)

2018.7.2
梅雨は明けたが、これからが東京はチョウ的には苦しい季節。どうしようかと思っていたところ、NさんSさんご夫妻から群馬県にゼフィルス撮影のお誘いがあり便乗した。早朝からは行けないので、アイノミドリとジョウザンミドリのテリ張りが一段落する11時少し前、現地近くのコンビニで待ち合わせ拾ってもらう。

まず、11時ころからがメスアカミドリがテリ張りするというポイントに行く。しかし、メスアカは現れず、そのかわり下草にじっとしているゼフを発見。風で翅が少しめくれた時、♀だとわかった。エゾミドリシジミのようだ。
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翅を開くことを期待したが気温が高いためか、じっと動かないままだったので広角でも撮ってみる。そのうち葉裏に潜り込んでしまった。
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ポイントを変える。まだアイノかジョウザンミドリかが卍巴を樹上でやっていたがすぐ消えた。ウラジャノメがいたので強引に300ミリで撮影。暗かったが明るい空間に出たら写るはずと飛んでるルリシジミ♀。
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11時50分、遠くにメスアカミドリが飛び回り始めたがなかなか近くにこない。しばらく待つと5mほどの距離にやって来た。
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近くに別個体がやってくると飛び立つが、また同じところに戻る。
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すぐ開翅するのでなかなか裏翅を撮ることができなかった。後ろからだと前翅しか輝かない。
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個体数が増え卍巴が見られるようになったが、広角で撮るほどの距離には来てくれなかった。300ミリ(+テレコン)で撮ってはみたものの、そう長くは続かず全部スカ。近くでの開翅に専念することにした。
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やっと裏が撮れた。
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同じ個体なのか、とまる場所が決まっている。この虫食い葉にはよく翅を拡げた。風で葉が下向きになった瞬間、少しだけ翅面積が大きく撮ることができる。
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飛んで戻ってきては開翅。この向きでなければ四翅とも輝かないので、似たような写真ばかりになってしまう。
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必ずしも日が当たる場所で開翅するとは限らず、その近くの日陰で開翅することが多かった。日が当たらなくても、よく回りを見渡せる場所が一番なのかもしれない。
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とまる場所は目の高さからその上ばかり。四翅が金緑色に輝くはずの目より下の開翅を願いながら、開翅するたびにひたすら撮り続けた。
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金緑色に輝かなくても、微妙なブルーは美しかった。この記事の画像を編集してしまってから、撮影した個体の傷を調べてみたら、すべて同じ。右前翅3室と左前翅中室に傷。うーん、全く同じ個体であったか。強すぎて卍巴が短かったわけだ。撮影できない遠い場所にもメスアカがいたのだが、それぞれの縄場張りをキープしていたということか。
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13時40分、木漏れ日がなくなり、メスアカミドリがいなくなってしまったのでここを引き上げ、次に向かう。


(メスアカミドリシジミ(2)に続きます)




by otto-N | 2018-07-07 16:48 | Comments(0)

2018.6.29 東京・恵比寿 アオスジアゲハ   2018.7.4 (記)

2018.6.29
朝から晴れ、相変わらずの強風。午後、自宅に戻って来ると関東甲信地方の梅雨は明けていた。例によって21ミリだけを持って近くを徘徊する。Sビール前には少しのモンシロチョウとアゲハチョウ、それに高速で飛び回るアオスジアゲハくらい。しかし、ふと木陰を見るとアオスジアゲハが絡んでいた。
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1~2mほどの高さ。咄嗟にカメラを2頭の下に入れ空に向かって連写する。(右下の数字は並べるための画像番号)
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この後4コマピンボケで、その続き。時には接触する。
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こうしたアオスジアゲハの求愛飛翔は時々見ることがある。しかし、空高く舞い上がり、300ミリでやっとの上空でこのシンクロナイズド・フライイングが繰り広げられる(★1、★2)。求愛飛行の手順としては、木々の間を探雌飛翔しているあるいは吸蜜中の♂が♀を見つけると、当然、♀にアタックをかける。♀にその気がなければすぐ振り切られてしまうが、♀にその気があると♂は♀の前に回り込みスピードを落とす。このとき、♀と♂のはばたきが徐々にシンクロナイズしていく。♀が♂のはばたきに合わせているのか、♂が♀のはばたきに合わせているのかはわからないけれど、とにかく、ぴったり一致したら求愛成功(と思う)。いつも天高く舞い上がってしまうので、交尾に至るまで見とどけることはできないが、こんなことだろうと想像している。もちろん、♂は♀の前で飛びながらフェロモンを撒き散らし、♀を酔わせているに違いない。
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完全にシンクロした瞬間を撮りたかったが叶わず。ただただ、梅雨明けの青空バックのアオスジアゲハが美しい。
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最後は上には舞い上がらず、木立の向こうへ行ってしまいロスト。横から撮るとアオスジアゲハは暗い木立の間では目立たなってしまう。
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何の期待もなくすぐ帰る予定で短パンで出て来たのだが、気がつくと脚は蚊に刺されていた。猛烈に痒く、ムヒを塗りに自宅に戻る。木立の近くの空間にはまだアオスジアゲハが飛び回っていたので、レンズを15ミリに付け替え戻ってみるとアオスジの姿はなかった。とりあえず、アゲハチョウがいたので撮ってみる。広く写るのはいいけれどその分チョウに近づかなければならないので、ほとんど使わない15ミリ。アゲハくらい大きければそれほど近づかなくてもいいだろうと思って使ったが、何か変だった。庭の向こうはこんな急な坂道ではないし、水平補正すると向こうの路地の建物が垂直にならず風景が歪んでしまう。やはり、21ミリでいいようだ。
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by otto-N | 2018-07-04 16:11 | Comments(0)