たかがヤマト、されどヤマト

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2018.6.14 山梨県・ゼフィルスの林道 アイノミドリシジミ   2018.6.23 (記)

2018.6.14
不覚だった。スマホのアラーム音がゼロになっていた。せっかくポイントに近い場所に宿泊したのに、目が覚めたのは8時20分。朝食を少しだけ食べ、一人で現地に向かう。林道に着いたのは9時30分。予定から1時間も遅れてしまった。とにかく、アイノミドリシジミを探すが見つからない。今日もだめかと思った時、下草を飛び回る1頭を見つけた。翅を開くことを期待したが、ちらっと表翅を覗かせただけだった。
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この個体を追っているうち卍飛翔に遭遇したが、暗くて手も届かなかったので、次に備えて一脚とビデオライトを装着する。しかし、その後は卍は見られず。林道を歩いているとアイノはすぐ見つかった。
コンクリの上で翅を開くが、背はこちら向き。前翅しか輝かない。
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その後もアイノは見つかった。しかし、翅を少し開くだけで、小さく飛んでは吸水を繰り返していた。飛んだ瞬間を狙うがピントを外してばかりいた。
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これが一番開いたシーン。もう少しというところで飛んでしまった。
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10時にアイノは消えた。メスアカを待つが12時を過ぎても現れず。擦れたウラゴマダラシジミと新鮮なヒメキマダラセセリを撮って終わり。
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妻はこの間、行く所がなく距離(約10km)と時間(約3時間)から、全くチョウには興味がないけれど長坂駅~日野原駅間の「オオムラサキ自然観察道」を散策。12時半、少し早めに日野原で合流し、長坂の「翁」に蕎麦を食べに行く。ここの蕎麦を食べて蕎麦に開眼したのだが、手打ち蕎麦のおいしい店が各地に増えたせいか、昔ほどの感激はなかった。



補追
6月8日に撮影した黒っぽいヒメシジミはどこが違うのだろうか?と思って、青いシジミの鱗粉を調べてみました。そのヒメシジミの画像。
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これまで撮っていたブルーのシジミ画像を1000×1000ピクセルに切り出して並べてみました。(掲載するため縮小しています)
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アサマシジミ :2、8、9
ヒメシジミ  :1、3、4、11、12
ツバメシジミ :5
ヤマトシジミ :6、7
シルビアシジミ:10


アサマシジミは色合いで他と区別できますが、靑鱗粉の形がすべて「毛状鱗」という点で他と決定的に違うようです。青いツバメもヤマトもシルビアも、青鱗粉は板状の「普通鱗」です。ヒメシジミはどうかというと、前翅も後翅も青い個体は色合いが違っても普通鱗。しかし、黒っぽい個体は、後翅は普通鱗ですが、前翅の一部が毛状鱗になっているように見えます。特に、冒頭の個体は前翅中室が毛状鱗化しています(3)。大げさに言うと、アサマ化したヒメがいるということになります。遠くに行かなければヒメシジミがいないので撮影機会がほとんどありませんが、斑紋だけでなく色合いにもバリエーションが豊富で面白いチョウだと思います。これまでは、(12)のように全体が明るく輝くブルーを探してきましたが、黒い中にブルーを筋状にまき散らす個体もなかなかです。5年前の異色同花のヒメシジミ。
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by otto-N | 2018-06-23 16:12 | Comments(4)

2018.6.8 山梨・山道の傍ら  ヒメシジミ   2018.6.19 (記)

2018.6.8
メスアカミドリシジミの卍飛翔を一脚撮影をやってみたいと、目の高さで卍飛翔をしたことのある山梨の林道に出かける。着いたのは9時40分。アイノミドリシジミのテリ張りの時刻が終わるころ。最後の卍に間に合ったものの一脚が届かず撮影は失敗。テリ張りの位置が高く、しかも逆光。1枚、チラッと開いたところが撮れただけだった。
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アイノミドリはテリ張りの後、路上に降りてきて吸水することが多いが、全く見つからない。アイノの後はメスアカミドリも飛び始めるはずなのだが、卍飛翔は見られず時間だけが過ぎていく。この林道は他のゼフもいるはずなのだが、出てきたのはミズイロオナガシジミだけだった。草蔭に入ると緑色を反射するのか緑に染まる。
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12時を過ぎたのでメスアカミドリを諦めアサマシジミを探しに行く。標高が少しあるせいかヒメウツギがまだ満開で、アサマイチモンジが来ていた。だが、とても敏感。4コマ目は、ふつうのイチモンジチョウ。アサマイチモンジのほうが白帯が広いので豪華な感じ。
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イボタで吸蜜するイチモンジチョウのシルエット。
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暑いのでアサマシジミは藪の中で休んでいる時間帯。食草に食痕はあったが3か所ともアサマは見つからなかった。4か所目は1昨年前、道路整備でナンテンハギが刈りとられた後も(幼虫期?)まだ生えて来ておらず、ブルーが見事なこの個体群は消滅した可能性が高い。4か所目に移動中に遭遇したメスグロヒョウモンの♂。
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かなり離れた5か所目。大きかったのでアサマかと思ったが、よく見るとヒメシジミ。
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近くには数頭のヒメシジミが舞っていた。大きさの大小はあるが、これまで見たヒメシジミとはちょっと様相が違っていた。ブルー面積が狭くブルーも輝かず、毛深い感じ。
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裏を撮りたかったが、すぐ翅を開く。まだ、♀は発生していないようだ。
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後翅がほとんど黒い個体もいた。
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かなり大型で一瞬アサマと思ったが、これもヒメ。
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大型で飛び方も明らかにヒメシジミと異なる個体が現れた。追っていると、すぐとまって翅を開いた。アサマシジミだった。もう少し背景がすっきりした所にとまって欲しかったが、撮れたのはこのショットだけ。すぐ飛び去ってしまう。
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次に現れた個体は残念ながら羽化不全。
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ヒメ?アサマ?。飛び方から前者。小型で色も違う。
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びっくりしたのはこのブルー。ヒメシジミ、恐るべし!
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その後、アサマは何頭か飛んでは来たけれど日射しが強く気温が高いためか、とまらずに過ぎ去る。3時過ぎ、厚めの雲が拡がりヒメシジミも出てこなくなったので撤収。




by otto-N | 2018-06-19 16:55 | Comments(0)

2016.7.1-2 OTTO & otto-N フジミドリシジミ   2016.7.13 (記)

2016.7.1 続き

ポイント3
蕎麦屋で昼食後、カラスシジミが出ている頃とのことで、山形方面に向かう。しかし、時間が遅かったせいか見つからなかった。林道に獣糞。でも、熊ではないらしい。少し、郊外に出ると熊は珍しくないとのこと。メスグロヒョウモン♀。離れたところにオスもいたが撮れず。
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イタドリにルリシジミが多かった。オスは飛び回りっぱなし。産卵行動中のメス、赤いセセリはヒメキマダラセセリ♂、傷んだヒメシジミ♀。
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ポイント4
仙台方面に戻り、夕方のゼフを探す。カシワのような大きな葉だったがミズナラとのこと。その林の中のススキとノイバラの茂みをかき分けたが、ゼフは皆無。この奥は熊の出る杉林。しかし、手前にあった休耕中の畑の脇のアオダモにウラキンシジミ。梅林にはオオミスジ♀が舞っていた。クリの花は今が満開。ウラゴマダラシジミがやってきたが、仙台ではとても少ないと言う(1枚だけ撮った)。仙台ラベルのヤマトシジミ♀(私にとっては北限)。
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オオヒカゲのポイントでもあった。久しぶりだったが、とても敏感。
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休耕中の畑で飛び回っていたオオチャバネセセリ。
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夕方にテリ張るシータテハ。背景の抜けるススキにとまるのを待って撮った。
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おどろいたのは、この休耕畑に現れたカモシカ。まだ、子供らしいが、十分大きかった。(300ミリのノートリ)
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2016.7.2
天気予報は曇り後雨。しかし、朝、起きてみると霧の中にうっすらと青空。低山のジョウザンミドリとウラミスジを撮りに行く予定だったけれど、急遽変更。フジミドリ狙いで前日のポイントに急ぐ。

ポイント1
しかし、山に近づくにつれ雲が多くなってきた。ポイントに着いても少しは明るくなることはあったけれど、どんよりしたままだった。そんな曇り空でも、アイノミドリはテリを張る。
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そんな中、林道の先にブルーの煌めき。飛び方からルリではない。とまったようなので、近づいて探す。イタドリの葉にとまっていたのはフジミドリだった。もう少し右に回り込み、イタドリの葉の隙間からシャッターを切ったとき、飛び立ってしまい、残されたのはピンボケのブルー。それっきりもう下には降りてこなかった。メスも降りてきたのだが、撮れずに終わる。
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空は相変わらず、曇り空。アイノミドリは樹上でのテリ張りにいそしんでおり、フジもアイノも諦め、帰ろうとしたとき、アイノが開いているとの声。急いで駆け付けると少し遠かったが、とてもいい位置だった。
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ポイント5
曇っているので、10時でも、ジョウザンミドリはテリを張っているはずと、標高の低いポイントに駆け付けた。しかし、1頭だけが叩いた木の上にいただけで、ショータイムはすでに終わっていた。数日前には10時半ころまで飛び回っていたとのことだったが、この日は気温が高すぎたらしい。ここは、数日前は叩くたびに降りてくるほどのウラミスジが多いポイント。しかし、1頭も降りて来なかった。どうやら、発生から少し経つと分散してしまうらしい。その代わり、現れたのはオオミドリのメス。OTTOさんは、ここにはオオミドリがいるはずと狙っていたらしく、雨が降りだした中、熱心に撮影されていた。
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本格的に雨が降り出したので、撮影は終了。仙台名物のギュウタンの昼食を御馳走になり、仙台を後にした。OTTOさん、充実の2日間でした。どうもありがとうございました。


   

by otto-N | 2016-07-13 18:20 | Comments(2)

2016.7.1-2 OTTO & otto-N メスアカミドリシジミ(1)   2016.7.5 (記)

2016.7.1-2
前夜、雨の仙台に入り、翌朝からゼフィルスを撮りに行く。すべて、「OTTOの蝶々ブログ」のOTTOさんにおんぶに抱っこの撮影です。

2016.7.1
降っていた雨もあがり、朝5時半に起きた時には晴天。まずは、2、3日前に出始めたばかりのアイノミドリシジミのテリ張りポイントに向かう。

ポイント1
7時半ころ到着。OTTOさんの友人のFさんと3人でアイノミドリが出て来るのを待つ。まだ、出始めなので数が少ないらしいが、すぐ樹上でテリを張り始めた。頭の上なので、シルエットにしか撮れないが、戻ってくるたびにシャッターを切る。
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卍飛翔を始めても、下にはまるで降りては来ない。これもシルエット。
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トリミングしないと、300ミリではこんな大きさだった。
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実は、我々3人の他に、ネットが1本。卍を撮っている最中にも、横からネットが伸びてきて採集された。ご老体なので、なかなかネットに入らないのだが、それでも6頭を捕獲。ついに、頭上のアイノはいなくなった。それでも、ご老体が去った後、2頭が卍を始めたが、時すでに遅し。このポイントでは、樹上でのテリ張りに敗れた個体が、林道の脇の日の当たるイタドリの葉の上で開翅するそうな。これを待っていたのに、こう数が少なくては、アブレ個体も出てこない。まあ、雨上がりなので、下には降りて来ないのかもしれないが。

ポイント2
そろそろメスアカミドリシジミのテリ張りの時間ということで、そちらへ移動。着くなり、卍が始まったのだが、300ミリは痛恨の設定ミス。とまった横顔を撮っておく。
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離れた場所でのV字開翅。
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なかなか低いところにはとまってくれなかった。ゼフを撮っていて一番悔しいシーン。
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とまったので開くのをじっと待つ。
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このポイントにはジョウザンミドリもいるとのこと。肝心の肛角部が写っていないけれど、ジョウザン?
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卍飛翔が何回かあった。300ミリで追いかける。
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300ミリだと遠いほどピントは合いやすい。近くに来て、ノートリでほどよい大きさになった時は、ことごとくピンボケ。
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2頭とも表というのは撮れなかった。
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翅の色も上から撮らなければ金緑色には撮れないようだ。
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3人とも望遠で「くるくる」を撮っていたのだが、近すぎて撮れないこともあったので、ちょっとだけ広角で失礼させてもらう。
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レンズは15ミリだと思っていのだが、21ミリだった。2頭入る確率が下がるけれど、レンズの明るさを考えたらこのほうが良かったかもしれない。2コマ目、配置もよくせっかくピンがきたのにスレ個体。
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どちらかというと、望遠よりも、画質は荒れても、背景がぼんやり写る広角のほうが好きである。ISO800、1/4000秒、F3.5。露出はマニュアル。やはり、暗いところに入った時にはこれでも写らなかったが、明るいので、もう少し絞ってもよかったかもしれない。
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向こうも翅が開いてくれたらと思うのだが、こんな時、1秒8コマではちょっと物足りない。
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とまったら静止撮影、卍が始まったら飛翔撮影。カメラの設定がどちらになっているか確認もせず撮り始め、失敗することも多々ある中、やっと少し高いところから撮ることができた。
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もう1枚。
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(ダブルオットーは、まだ続きます)


   

by otto-N | 2016-07-05 20:20 | Comments(2)

2014.6.17 山梨県・ゼフの林道 メスアカミドリシジミ (2)   2014.6.22 (記)

2014.6.17 続き
メスアカミドリシジミの卍飛翔、少し離れたところでは100ミリマクロ(テレコン装着)で撮り、近づいたら広角で撮っていたわけだけれど、以下はマクロで撮影した分。MFで小刻みにピントを合わせながら、シャッターを切った。ピントが合うと3~4枚連続して撮れる。でも、2頭ともはっきり写っているのは、皆無に近かった。(画像はトリミングしたいのもあったけど、すべてノートリで掲載)
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少し遠いと背景もなんとなく写るけれど、近いと後ろは真っ暗。
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ほとんど青く写ってしまうが、たまには緑っぽく写る。緑色に反射するより、左のように、陰の中の緑色のほうが微妙で妖しい色だった。
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ファインダーを覗きながら、ピントリングを回し、輝きが最大になったとき、3~5コマ連写する。それ以上シャッターを切る続けても、ファインダーの圏外だった。
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もうすぐ終わるのではないか、遠くに行ってしまうのではないかと焦りつつ、モニターをゆっくり見るゆとりもなくシャッターを切り続けた。
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顔と顔を向き合わせてのバトル。
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輝きの交錯。ときどき遠くに行ってしまうが、また戻ってくる。
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林道脇はクリークになっていて、ときどき、その中に入り込む。上から撮ると、金緑色に反射する。
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卍は果てしなく続く。撮っているほうがくたびれる。
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このくらいに近づいたとき、広角をつけたカメラで撮っていた。でも、今、思うと、この距離ではもっとマクロで撮ったほうがよかったかと反省。
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モニターを見ている最中、メスアカミドリは消えていた。卍の最後を見とどけたかったので少し残念。卍飛翔を撮り始めたのは11時42分。最後の画像は12時21分。撮った枚数、広角で775枚、マクロで352枚。マクロのほうが効率がよかった。背景とチョウの表情、どっちを優先すべきか、今後悩むに違いない。
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1組に卍が終わり、まだ、他に見られないかと林道を探したけれど、テリ張りの終了時間なのか、まだ発生数が少ないのか、とにかく新たな組は見つからず。林道の先の道路まで行ってみると、道端をミドリ系が飛んでいた。1頭目は遠くへ行ってしまったけれど、もう1頭がとまって、全開した。メスアカミドリかと思ってが、開く前の翅裏の画像から、どうやらアイノミドリシジミのようだった。でも、かなり残念。この背景では・・・。
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この林道で撮ったチョウたち。目についたヒメキマダラセセリ(メスとオス)、新鮮なイチモンジチョウ、なにげなく撮ったメスグロヒョウモン。
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ウラゴマダラシジミ、何度か目撃しゼフにしては小さいと思ったらトラフシジミ(春型)、期待をいだかせたムラサキシジミ(メス)、コジャノメかな。
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この後、アサマシジミを探しに、別な場所に移動した。

by otto-N | 2014-06-22 19:55 | Comments(6)

2013.7.10 山梨県 アイノミドリシジミ   2013.7.12(記)

2013.7.10
連日の暑さの中、少しは涼しい山梨県の山中に、アイノミドリシジミを撮りに行った。山登りの途中で見つけた場所なのだけれど、昨年は1頭しかおらず、今年はどうかなと不安を抱きつつの片道100kmのドライブだった。

高速を降り林道の終点で車を停めて、外に出てみると、さすがに涼しい。が、登山道を登り始めると汗が噴き出す。またしても到着が9時をはるかに過ぎたので、先を行く登山者を追い越し、下草に下りているかもしれない、息せき切って道を急ぐ。ポイントについてみると、昨年、一昨年と全く同じ木の同じ位置に、翅が少し壊れた1頭がとまっていた。1昨年は下草にもいたのだが。最初は遠かったが、何度か飛び立ち、その度にとまる所を変え、少しは近い所にも来た。ただし、向きは全く同じ。日射しが強烈で、翅のスレが強調される。全開しないかと願っても、ほんのちょっとだけ表翅を見せるだけだった。
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そして、20mほど離れたところに、もう1頭見つけた。笹の斜面を少しよじ登っると、100ミリマクロの距離におりてきた。今度は大きな欠損はない。しかし、これ以上は開かなかった。風に揺られ、なかなかピントが合わない。
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2頭ともふっといなくなった。ウラジャノメが近くを飛んでいるが、とまる気配もないので、10時すぎ、ここを引き払い、クロヒカゲでも何でもいい、なんかいないかと探しまわる。目の前をゼフらしいシジミが飛んでいたがすぐ消えた。ふと、斜面の向こうに明るく開けたところが見えたので、行ってみる。下は丈の低い笹。足を踏み入れたとき、キラキラしたものが、下草で吸汁していた。動きまわり、ときどき少し飛んでは吸汁する。翅は開かないので、飛翔を撮ろうとしたが、ピントが全然だめだった。裏翅の模様からアイノミドリシジミらしい。4コマ目は、後で撮った別個体。
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下草の個体を追いかけているうち、近くで卍飛翔を行っているのを見つけた。3頭の卍だったが、すぐ上に行ってしまった。しばらくすると、また卍。目の高さ。広角ズームの17ミリ、ISO800、シャッター優先1/2500秒、-0.3EV。
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木立に囲まれた場所なので、薄暗い。シャッター優先では、背景の明暗によって写りが変わる。1コマ目だけは、あまりに暗いので300ミリズームで内臓ストロボを使用。MFでピントが合えば綺麗に撮れるが、背景が暗いことには変わりはなかった。(内臓でも静止して撮れるということは、こんなに速く切らなくてもいい?)
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向こうが明るく、シルエットになった。
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ピンボケだけどいい雰囲気と思う。
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卍飛翔が終わり、勝ち残った方は、少し高いところで開翅するようだった。全開もしたが、目より上。4コマ目は、内臓ストロボ使用。目が赤く光った。
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このポイントでは、前のポイントとは違い、よく開く。スレているのは、キマダラルリツバメと同じく、勝ち残り組の掟かもしれない。
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卍飛翔は、12時を過ぎてからも続いた。時間から言ってアイノではなくメスアカミドリと思う。EVは-0.7にした。
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せっかくよく撮れたのに、お相手は写っていなかった。
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翅表は輝きすぎてまるで色が出ていないけれど、空中戦の雰囲気だけは撮れた。
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300ミリ、内臓ストロボで撮ったピンボケ写真。MFでピントが合うのが奇跡ですね。
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12時40分。1頭だけが頭上で翅を拡げていたが、ヒメキマダラセセリを撮ってからここを撤収した。近くのガードフェンスにヒオドシチョウがいたがすぐ飛んでいった。
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林道を少し下り、閉鎖された荒れ果てた支線の林道に入ってみた。ウラギンヒョウモンかと思ったらギンボシヒョウモンのようだ。ミドリヒョウモンも多かった。おとなしい個体がいたのでじっくり撮る。
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他には、ルリタテハ、崖のコンクリートの覆いから染み出た水を吸うミドリヒョウモン、日陰に舞っていたアサギマダラ、たぶんオスだと思うが、日陰で光らないまま飛んでいったコムラサキ。
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今年も、アイノミドリシジミはこの場所にいた。それより、もっと数の多い場所(おそらくアイノではなくメスアカミドリ)を見つけたことが嬉しかった。もう擦れていたのはちょっと残念だったが、来年に期待しよう。下草の丈が短く、目の高さでぐるぐるやっているので、卍飛翔は撮りやすい。ただ、木立の間の薄暗い場所なので、ちょっと工夫が必要なようだ。開翅する高さも、目より上なので苦しかったが。

by otto-N | 2013-07-12 11:24 | Comments(0)