たかがヤマト、されどヤマト

タグ:スギタニルリシジミ ( 13 ) タグの人気記事


2018.4.13 埼玉県・蕨山 アカヤシオ   2018.4.24 (記)

2018.4.13
埼玉でアカヤシオが見られると言う。飯能にある標高がわずか1033mの蕨山。電車とバスで行けるけれど本数が少ないので車で行く。名郷バス停の駐車場から林道を抜け、暗い杉林の急登を1時間で尾根道にたどり着く。この日は尾根道は風当たりが強く、気温12~13℃。尾根道はアセビ街道だった。
a0181059_11122048.jpg


登山口に飛んでいたがとまらなかったので見送ったが、尾根道でスギタニルリシジミが風にあおられ地面にしがみついた。(完全なる証拠写真)
a0181059_11144963.jpg

尾根道は平坦ではあるが、ところどころに岩場がある。アカヤシオだけではなくイワウチワもあると言う。そのイワウチワ、群落ではなくポツンポツンと数輪だけ咲いていた。
a0181059_11211136.jpg

近くにあったのは少しピンク色。風が一瞬止むのを待って撮る。
a0181059_11174387.jpg

ところどころにミツバツツジが咲いているが、アカヤシオは見当たらない。
a0181059_11293024.jpg


そのうち、アカヤシオが遠い所にポツンポツンと咲いているのが見えてきたが近くにはなく、すでに散ってしまったのかと思っていたら、突然現れた。
a0181059_11251031.jpg

上のほうは風にあおられ花が吹き飛ばされそうだ。
a0181059_11253912.jpg


最後の急登を終え、山頂に着いたのはちょうど12時。登り始めて2時間だった。山頂にはアカヤシオが咲いていたが、それほどの数ではなかった。でも、ここだけは風がなく気持ちが良かった。ヒオドシチョウがテリ張りしていると思ったが、気温が低すぎるせいか1頭も現れなかった。
a0181059_12373514.jpg

このピンクは青空に映える。
a0181059_12383647.jpg

12時20分、道が急なのでカメラをザックにしまい込み下山開始。イワウチワの下の尾根道に来たところで、小さなブルーが目の前をよぎる。風にあおられ満足に飛べない。路上に降りたので近寄ってみると、登る時には全く見なかったコツバメだった。
a0181059_12501121.jpg


飛び去った後も、時々ブルーが目の前を横切る。上から見ているので日に照らされたブルーがとても明るい。風に逆らう場合はホバリング状態。とまったところしか撮らなかったが、こんなに遅くしか飛べないのであれば飛翔もチャレンジすべきだった。使っていた18-135ミリには距離目盛がなく、AFで自分の手なりを撮影してからMFに切り替えるしかなく、そんな余裕がないのが実情ではあるが、気温12℃、強風の中、コツバメが次々と出て来るとは思わなかった。2回目の遭遇の後に飛翔用に設定しておくべきだったと、下山中は悔やみっぱなしであった(今も)。
a0181059_13043866.jpg

14時すぎに登山口到着。結論から言うと、往復3時間半の山でのアカヤシオはそれなり。ただ、どうしてもアカヤシオを見たいという人にはオススメだ。アカヤシオがトンネルとなる群馬の袈裟丸山の標高は1878m、その前峰までしか登らなかったがそれでも往復4時間かかった。




by otto-N | 2018-04-24 16:03 | Comments(0)

2018.4.2 神奈川県・ギフの里 (1) スギタニルリシジミ   2018.4.11 (記)

2018.4.2
豆ザクラが満開とのことで散らないうちにと二度目の出動。着いてみると山ザクラはすでに葉桜状態、その近くの枝垂れザクラは4分咲き、梅はほとんど散ってしまっている。豆ザクラは話のとおり満開だった。ここは昼ころからしか日が当たらないので後廻しとして、奥にあるスミレに行ってみる。スミレは残念ながら年々衰えているようだ。雑木林の斜面とその下の小道にスギタニが飛び回っている。時々、半開翅する個体もいるが、他の♂とすぐ絡むので思ったようには撮影できなかった。
a0181059_08271689.jpg


まだ9時を過ぎたばかりなので飛び方も遅い。少し追いかけてみた。
a0181059_08471179.jpg


横向きが一番追いやすい。
a0181059_08475183.jpg


短時間でかなりの的中率。ただ背景が煩すぎた。スギタニは水の染み出る道路縁とか、どうしてこんなゴミのような場所にしかいないのだろう。
a0181059_08481677.jpg


日に当たりギラっと輝く翅が写っていた。
a0181059_08485032.jpg


完全に上からだと枯葉ばかりになってしまうし自分の影に入ってしまうので、少し上から狙うけれどこの匙加減が難しかった。
a0181059_08483470.jpg

(ギフの里(2)に続きます)





by otto-N | 2018-04-11 18:12 | Comments(0)

2018.3.29 神奈川県・ギフの里 ギフチョウ(2)   2018.4.7 (記)

2018.3.29 (続き)
小さな山頂を下りいつもの場所に向かう。日陰の梅の木には2頭が舞っており、その1頭が足元に降りてきて道路沿いに飛んで行く。後をつけると山桜系の桜で吸蜜を始めた。ピンクとグリーンがギフを引き立てる。
a0181059_17482811.jpg

位置を少しずつ変え、しばらく吸蜜していたが、見えないところに行ってしまった。
a0181059_17484564.jpg


斜面の梅林は満開。1頭が少し飛んでは吸蜜を繰り返していた。
a0181059_17491704.jpg


左に枯れた部分があったので大きくトリミングした。
a0181059_17494215.jpg


この後の飛び立ちシーン。
a0181059_17495425.jpg


さて、杉並Mさんと写真集「蝶の飛翔」のSさんはというと、ギフそっちのけで川底のスギタニを撮影中だった。梅ギフを撮れたので、スギタニ撮影を交代してもらう。小川には枯れ枝や杉の葉がゴミのように溜まった箇所があり、そこに数頭が群れていた。カメラを構え飛び立たせる。が、撮れたのは最初の1コマ目だけだった。一気に拡散する。しばらくするとまた同じ場所に集まってくるが、数は半滅。
a0181059_17504023.jpg


豆ザクラはまだ1分咲きなので、梅の見張りに戻ったけれど、ギフはやって来なかった。しかし、アセビに1頭がやって来た。あわてて対岸に向かう。
a0181059_17510969.jpg


場所を変え、再び吸蜜。こちらのほうが近かったが、完全には翅を拡げなかった。
a0181059_17512241.jpg



14時40分。もうギフは来そうもなく、スギタニも姿を消したので撤収。帰り道、あの山桜に2頭が舞っていた。しばらくすると、1頭が撮りやすい位置で、だらんとぶら下がり吸蜜を始めた。
a0181059_17520084.jpg


やはり、このピンクとグリーンは美しい。豆ザクラよりいい感じだ。実は、冒頭の1枚が撮れたので、この日はもういいやと気分だった。
a0181059_17521142.jpg




by otto-N | 2018-04-07 16:42 | Comments(2)

2017.5.2 東京都・三頭山 スギタニルリシジミ   2017.5.11 (記)

2017.5.2
東京・檜原村にある三頭山(標高1531m)に登る。自宅から上野原ICを経て都民の森の駐車場まで2時間。ICを出てからの山道は狭いことはさほど苦にならないのだが、ダンプ街道で閉口した。平日なのだが、駐車場はほぼ満杯で空きは残り3台、危ういところセーフ。10時30分、駐車場から登り始めてすぐの道傍にスギタニルリシジミが数頭舞っていた。開翅する個体もいた。もちろん、残念ながら時期が時期だけにスレ個体。
a0181059_15250036.jpg


とまったら翅を開く個体が多いけれど、他の個体とすぐ絡むのでゆっくりは撮れない。スレているのでまあいいか、と先を急いだ。
a0181059_15250819.jpg



今回の目的はヤマシャクヤクという花。しかし、まだ10日ほど早かったようで固い蕾のままだった。その近くではシロバナエンレイソウとエンレイソウ、ウッドチップの路を進むとハルリンドウ、モミジイチゴが咲いていた。
a0181059_15281590.jpg



ウッドチップの散策路の突き当りには滝があり、コツバメが1頭吸水していた。
a0181059_15331352.jpg


花が咲いてないのですぐ気がつかなかったが、この付近にはアセビやツツジが生えており、コツバメがいても不思議はない。定番の逆光コツバメ。残念ながらブルーに輝く位置からすぐ体の向きを変えてしまった。
a0181059_15365467.jpg


勢いよく飛び去ったコツバメとは対照的に力なく飛んできたスギタニルリシジミ。崖崩れ防止柵の支柱にとまって日向ぼっこ。
a0181059_15410373.jpg


この三頭大滝からが上が登山道らしくなる。「ブナの路」と名付けられているがブナはポツンポツンとしか生えていない。6月上旬には登山道に降りてくるらしいが、数はそれほど期待できなさそうと思いつつ、例によって、咲いている花を探しながら登る。あいかわらずスミレの名前はわからないし、至る所に咲いているハシリドコロは自身の葉で花が陰になるので撮るのに苦労した。他にヨゴレハナノメとヤマエンゴサク。
a0181059_15504838.jpg


この日のオススメはコガネネコノメソウ。ただの黄色い小さな花と思っていたが、拡大して見ると箱型の花がとても可愛い。
a0181059_15550693.jpg



出発地点の標高は1000mほどで新緑だったけれど、登るにつれ緑がなくなり、やっと木の芽が出たばかりでまだ殺風景だった。ミヤマセセリが好きそうなムシカリ峠の南斜面にセセリは飛んでいなかった。山頂には12時20分ころ到着。そこから富士が一望できた。霞んで見えないと思っていただけにちょっと嬉しい眺めだった。
a0181059_16003699.jpg


さて、お決まりのヒルトップのヒオドシチョウ。残念ながら富士が見える場所にはテリを張っていなかった。レンズを換え、登山客の多い中、少し追いかけたがなかなか撮れず。やっと1枚だけだが、ちょっとピンボケ。(富士が見える位置だったらもっと気合が入ったはず)
a0181059_16004919.jpg


帰路は別コース。こちらは花がほとんどなかった。ブナは少なく看板に偽りありというところ。かなり下ったところでスギタニルリシジミが1頭。
a0181059_16005979.jpg

スギタニルリシジミを朝たくさんいた駐車場付近で探したが、3頭飛び去るのを見ただけだった。帰りは八王子ICから入ったが、信号待ちが多く自宅まで2時間半もかかった。思ったより遠い。また、20年ほど前は峠路を攻めるライダーで賑わっていたけれど、今回は自転車が多く、越すに越せないセンターに鉄杭のワインディングロード。時代は変わったようだ。





by otto-N | 2017-05-11 20:04 | Comments(0)

フライイング・バタフライズ 2016 (3)スギタニルリシジミ   2017.1.20 (記)

スギタニルリシジミ
4月上旬の恒例になった神奈川のギフチョウ撮影は、もともと元来広角での飛翔は到底無理であるが、望遠系での飛翔さえチャンスなく終わった。足元に飛んでいたスギタニルリシジミをギフを待つ間に撮る。数年前はたくさんいたのだが、ずいぶん少なくなった。
a0181059_15573741.jpg

背景はまるで楽しくないいつもの場所。
a0181059_15584514.jpg

よく撮れたのだが、これは、ルりシジミ。
a0181059_15592317.jpg

   

by otto-N | 2017-01-20 18:08 | Comments(0)

2016.3.31 神奈川・ギフの里 ギフチョウ   2016.4.3 (記)

2016.3.31
このところ寒い日が続き、東京の桜も開花直前でお預け状態。聞くところによるとギフチョウは出ているが、豆ザクラはまだ咲いていないらしい。毎年、この豆ザクラの開花を待ってギフの里に出かけているのだが、満開となりそうな次週は天気予報が芳しくなく、思い切ってギフの里に出かけた。

高速道路を下りると、例年満開のソメイヨシノが出迎えてくれるが、花はまだ3分咲きだった。9時すぎに駐車場に着き、登山口の豆ザクラを見るとまだ2分咲き程度。ここは午後から来るとして、少し奥のスミレと梅で待機する。梅はほとんど散っていたが、残った花は比較的元気なので、ギフは来ると確信していたが、一向に飛んで来ない。スミレも昨年の雪害以来、ずいぶん少なくなったが快復はしていない。10時すぎ、Sさん夫妻がやって来た。駐車場のパンジーで吸蜜していたとのこと(えっと驚くパンジーギフ)。そこで、下の集落のほうに行ってみたところ、その途中のこんな所でいう場所で、この日の初ギフ。
a0181059_10165368.jpg

一応、証拠写真が1枚撮れたので、梅の場所に戻ると、ギフがすぐにやってきた。まずは、下草で一休み。
a0181059_15393492.jpg

それから、梅の花へ。しかし、翅が透ける位置でしか撮れなかった。黒帯がぼやけているので、ピンボケかと思ったけれど、光りの反射具合で黒さに濃淡がついたようだ。
a0181059_10221813.jpg

その30分後、再びやって来た。
a0181059_10231287.jpg

下にも降りて、全開するが・・・。
a0181059_10225365.jpg

梅の枝の上で休む。枝の隙間を探すのに苦労した。
a0181059_10232882.jpg

飛んできても梅に来るとは限らない。この個体は、少し翅を休めてすぐ飛び去ってしまった。
a0181059_10454862.jpg

梅の周りには、ポツポツとスミレが咲いており、もちろん群落もあり、ギフが訪れる。しかし、ここにとまったら絵になるというスミレの群落には近寄ろうともしない。吸蜜するのは単独に咲いているスミレだけ。花にとまると、翅をいったん閉じ、ちょっとしてから開翅する。が、長くは開いてくれない。すぐ次の花を求めて飛び去ってしまう。マクロはムリ、300ミリでしか撮れなかった。
a0181059_10464081.jpg

枝被り、葉被りばかり。構図選びなんて贅沢なスミレでの吸蜜。ピントを合わせるのがやっとでボツの山だった。
a0181059_10552849.jpg

何度かスミレにやってきたが、訪れるのは同じ花のようだった。
a0181059_10461464.jpg

この梅の木の周りには、スギタニルリシジミもおり、ギフが出て来る間、みんなで撮っていた。緑の葉の上もいいけれど、スギタニは杉の枯葉の上がよく似合う。
a0181059_1320279.jpg

スギタニの飛び方はゆっくりだ。広角飛翔は簡単と思って追いかけるが、なぜかフレームに入らない。太陽の向きと背景と人を気にしすぎたかもしれない。
a0181059_10235225.jpg

雑然とした背景なので、被せ気味にはシャッターは切らなかった。でも、上からも撮るべきであった。
a0181059_10242629.jpg

同じ吸水個所に舞い戻るので、みんなで座り込んで望遠飛翔を撮る、私は全部ピンボケ。ギフがやって来る間、スギタニを撮ってはモニターを見つめる。午前中はこんな時間が長く続いた。誘い合わせて来たわけでないのに、久々に会う面々、ギフよりスギタニ。変な仲間だった。
a0181059_11113080.jpg

午後、マメザクラの所へ行ってみると、朝より花が開いており、5分咲きまでになった。しかし、午前中、何度かギフがやって来たということだが、まるで来ない。あまりにも手持ち無沙汰なので、ヒオドシやテングを撮る。ヒオドシが吸蜜しているこのマメザクラ、昨年に気がついたが、枯れ枝が絡んでいる箇所が多く、ギフがとまって絵になる部分は少ない感じだ。細い幹も根ごと斜面からずり落ちているようで、元気がない。
a0181059_11235971.jpg

民家の庭先にあわただしい人の動き。遅ればせながら行ってみると、羽化直とおぼしきメス。枝の隙間から横顔を撮る。少し前には開翅していたようだ。
a0181059_13161448.jpg

もう1本の小さいほうのマメザクラにミヤマセセリが来ていたので、マクロで飛翔の練習をする。
a0181059_11323671.jpg

フキノトウで吸蜜後、飛んだルリシジミ。カメラを長い時間構えて待った甲斐があった。(300ミリ)
a0181059_11375491.jpg

そのうち、薄雲が拡がり始め、気温も下がってきたので、3時すぎに撤収。朝来るときは、高速から、そんなに桜は目につかなかったけれど、帰りにはほぼ満開。この日、一気に咲いたようだ。


    

by otto-N | 2016-04-03 10:43 | Comments(14)

フライイング・バタフライズ 2015 (6) スギタニルリシジミ   2016.1.25 (記)

スギタニルリシジミ
スギタニルリシジミは、神奈川のギフや群馬のヒメギフを撮りに行ったときについでに撮っただけであった。そのときは、飛翔撮影など思いもよらず、そのうち、神奈川のギフの里ではほとんど見られなくなってしまった。4月下旬、ツツジの一種であるアカヤシオを見に、群馬県の笠丸山に登ったときに、山麓で吸水している本種に出会い、スレ個体ばかりだったけれど、いるはずのチョウを見つけホッとした。

暗い登山道の崖から染み出た水溜まりで数頭吸水していた。日が当たる場所であっても薄暗く露出不足だったが、何とか補正できた。
a0181059_176737.jpg

15ミリ広角ではチョウが上の写真のように小さすぎたので、かなりトリミングした。15ミリは山頂のキアゲハを撮るため持ってきていた。
a0181059_1762788.jpg

ピントさえ合えば、トリミングすると迫力が出るのが、WEBの画像。
a0181059_1772253.jpg

下山はルートを変えたが、日当たりのよい崖でもスギタニルリシジミが吸水していた。撮った後に気がついたのだが、メスの姿もあった。吸水はせずただ付近を飛んでいただけかもしれないが、ルリシジミのメスの吸水は見たことがないので、ちょっと不思議だった。
a0181059_179052.jpg

これも、大きくトリミング。光の反射具合で、青く輝く。
a0181059_1764753.jpg

オスがメスを追いかけているシーンも見られた。メスは翅の傷から同一個体らしい。
a0181059_1948676.jpg

山頂のキアゲハ。狭い崖の上で何とかアカヤシオを収める。
a0181059_9462818.jpg

ついでに、7月に八幡平・源田森でのキアゲハ。まるで近くに来てくれなく大苦戦。
a0181059_9464141.jpg

同じく、早池峰山の山頂。山頂のキアゲハシリーズ、このくらいピンが来ると様になるのだが・・・。
a0181059_14565160.jpg


by otto-N | 2016-01-25 20:02 | Comments(0)

2015.4.27 群馬県・笠丸山 スギタニルリシジミ   2015.5.6 (記)

2015.4.27
群馬県の笠丸山(標高1189m)にアカヤシオを見にいった。昨年は行こうと思ったときには花が終わったというので、栃木県の袈裟丸山(標高1178m)に登ったけれど、こちらのほうが断然、楽チンな登山だった。

登山口付近は桜やツツジが満開。ポカポカを通りこし初夏の雰囲気。白いチョウが飛び交っていたが、スジグロシロチョウと思う。
a0181059_21724100.jpg

登り始めは木を伐り出した舗装された林道。舗装が切れたあたりから、やっと登山道らしくなる。崖から水が浸み出している箇所があり、いるに違いないと思って近づくと、やはりいた。スギタニルリシジミ。
a0181059_2102245.jpg

とまっても、すぐに向きを変えるので静止を撮るのに手こずった。時期が時期だけにスレ個体ばかりなので、静止よりも、こういうこともあろうかと持ってきた15ミリに換え飛翔に専念した。(専念するほどの時間はとれなかったが)
a0181059_20594946.jpg

撮っている途中で日射しが薄くなったこともあるけれど、絞りを間違った。全部、真っ黒。2EVも足りなかった。なんとかソフトで補正した。暗い林道を歩いていると、ちょっと日が当たるだけで眩しい。目の錯覚で明るいと思っただけだった。
a0181059_991966.jpg

暗い林道の水が浸み出る崖。こんな所がスギタニルリシジミは好きらしい。
a0181059_19151495.jpg

その後は、日陰の急登が続く。見たことのなかった花。ハシリドコロというらしい。シロバナエンレイソウも初めて。ちびたエンゴサク?
a0181059_2124335.jpg

ロープ場を登ったところで、山頂。1時間で着いた。アカヤシオが咲いていてほっとする。
a0181059_213462.jpg

アカヤシオはなんと言ってもこのピンクがとてもいい。それと、先端が尖っていない丸い花弁。個々の花の寿命は短いようで、すぐに落花するので、満開といっても枯れた枝にぱらぱらと花が咲いているだけだ。
a0181059_2132439.jpg

日陰にあっても、1花だけ咲いていても、大きい花だけれど、とても可愛い花だ。
a0181059_2154585.jpg

山頂でお昼。しかし、ゆっくり食べている時間はなかった。山頂のキアゲハ。ときどき、ヒオドシチョウに絡まれ、なかなかいい位置に来てくれない。
a0181059_2142643.jpg

思ったように撮影できず時間が経過する。5分だけ時間をもらい、やっと背景にアカヤシオを入れることができた。やった!、と思ったけれど、ピン甘だった。
a0181059_2141355.jpg

アカヤシオは山頂の崖っぷちにしか咲いていない。山の登らないと見ることのできないツツジだ。日陰の向こうは対岸の山。
a0181059_940373.jpg

モミジの花。初めてみる黄色い花のヒカゲツツジ。
a0181059_2135337.jpg

山を下り、駐車場まで歩いていると、またしても水の浸み出た崖。今度は絞りを開けて撮った。しかし、気温が高いせいか、飛び回り方が異常に速い。フレームに入らないし、ピンが来ないものが続出。2コマ目、2頭入ったことは入ったのだが、かろうじてだった。
a0181059_2152976.jpg

縦型でも撮るが横へ飛ぶとお手上げ。フレームアウトの連続だった。
a0181059_20594946.jpg

スレが少ないものもいた。飛んでいるときに他より明るい。
a0181059_216815.jpg

上の画像とこの画像の間にもう1枚、同じ翅の向きのものが写っていた。秒7コマで、はばたきが同調していたということらしい。
a0181059_2163650.jpg

残念ながらピンが少し来ていなかった。(追われているのはメス。メスも吸水するとは意外だった)
a0181059_1045588.jpg

上からや、斜め上からでは、自分の陰になり撮りにくかったが、これはいい感じ。
a0181059_21104676.jpg


毎年、この時期になるとアカヤシオを見にハイキングすることが恒例になっているけれど、花の時期が難しいようだ。今回は低山で楽だったけれど、花の数はそれなりだった。これまでの一番は昨年登った袈裟丸山だと思う。昨年は花が不作だったというが、それでもこんなものではなかった。それよりも、あわよくばと期待したスギタニルリシジミとの出会いのほうが嬉しかったというのが本音です。

by otto-N | 2015-05-06 20:54 | Comments(0)

2015.4.2 神奈川県・ギフの里 ギフチョウ   2015.4.5 (記)

2015.4.2
コツバメ・ミヤマセセリの3連戦の後の土曜、日曜はテニス。月曜、火曜は、桜が満開になったので、近所でツマキチョウを撮りに行ったが、意図した写真は全く撮れなかった。その間、神奈川のギフチョウが発生していたけれど、花は梅しか咲いていないらしい。せめてスミレが咲くまで待とうと思っていたが、天気予報は、この日を最後に1週間、曇りから雨。全国的に晴れとの予報のこの日、あの豆桜も咲き始めたかもしれないと、ギフチョウを撮りに出かけた。

朝起きたときは快晴。しかし、八王子のインターに着いたころには曇り空が広がっていた。現地到着、9時30分。車から出た途端、寒い。ダウンを持ってこなかったを後悔。そのうち、晴れることを期待して、ポイントに急ぐ。すでに数人が集結しており、その中に2人の友人(Favoniusさん、Nさん)、バッグからカメラも出さずにたたずんでいた。

来たときは小雨が降っていたとのこと。豆桜は満開だった。いつギフが出てきてもおかしくない雰囲気。梅は少し終わりかけ、スミレはとても少なかった。中でも、低い崖に咲いていた撮影にちょうどいい大きな群落が消失しておりショック。今年こそと、このスミレのギフが楽しみだったので、この時点でスミレはどうでもよくなった。今年のスミレはほんとうにショボい。空は少し明るくなって気を持たすがまた曇り空に戻る。そんなことを繰り返すうち、続々と人が集まってきた(その中にダンダラさんも)。

1人だったら帰るところだが、みんなでとりとめない話をしながら、昼が過ぎたころ、やっと一部に青空が現れた。もっと広がれと願ったせいか、豆桜周辺にも日が射してきた。と、思っていたら、すぐに待望のギフが姿を現した。時刻は午後1時20分。歓声をあげながら、(そんなことはないか)、群衆は一斉にシャッターを切り続けた。一度飛び去った後も、断続的にギフはやってきた。その度にシャッター音が鳴り響く。
a0181059_22103169.jpg

使ったレンズは300ミリの単焦点。豆桜の木は低いといっても、ギフの吸蜜する位置はそれなりに遠い。間にテレコンを挟むことを考えたが、カメラ本体を含め約2kg。手ブレさせずに撮る自信はなかったので、ほとんどトリミングした。
a0181059_9335492.jpg

これは、たまたま撮れたもの。
a0181059_9571427.jpg

吸蜜に飽きたわけではないと思うが、ときどき、下に降りてきて日向ぼっこをする。そして、また吸蜜に戻る。
a0181059_22121100.jpg

梅の花でも吸蜜した。ただ、このときは、アングルがよくなかった。逆光と翅を開きすぎ。アングルを変えたくても撮影者が多いので自由には動けない。
a0181059_2211638.jpg

高い所にとまるとどうしょうもない。
a0181059_22112034.jpg

ギフは撮影可能な位置で吸蜜するよりも、見えないか、まるで撮ってもしょーない位置に吸蜜することが多い。花の間の隙間から狙ったり、大変だった。一応、順光で待機していても、なぜか、逆光になる位置ばかりで花にだらんと垂れ下がる。
a0181059_22113522.jpg

これはノートリ。右下が少しうるさいが、背景がすっきりしていた。
a0181059_22145864.jpg

桜がいっぱい。(ノートリ)
a0181059_22122130.jpg

このレンズはとてもトリミング耐性が高い。縦型にトリミングしてみた。以前使っていた55-300ミリズームだと、こうはいかない。昨年までが嘘のよう。
a0181059_22123992.jpg

目より下のとてもいい位置に来たけれど、何となく変。どうやら、左の後翅が小さかった。
a0181059_2214456.jpg

ピントが迷うので、マニュアルフォーカスで花から離れた瞬間を狙うのだが、飛び出す方向がわからない。かえって、静止を撮っている時の飛ばれたときの偶然のほうがいいようだった。
a0181059_22161892.jpg

古い枯れ枝がなければよかったのだが・・・。
a0181059_22163532.jpg

とまろうとしている時とは思うけれど・・・。
a0181059_22171628.jpg

顔が見えないけれど・・・。と、色々言い訳を重ねてみる。
a0181059_22165337.jpg

ギフの訪問が途切れたとき、少し上に行ってみたところ、キブシで吸蜜していた。キブシでの吸蜜時間は長いようだ。このキブシでは、以前に撮影し損なっていたので、とても嬉しかった。
a0181059_2213336.jpg

アングルを変えて・・・。こちらのほうが断然いいと思う。
a0181059_22132398.jpg

この付近には、スギタニルリシジミがチラチラ飛んでいた。撮ろうとするとすぐ飛び立ったけれど、1枚だけやっと撮ることができた。
a0181059_22213531.jpg

元の場所に戻ってみると、まだ花数が少ないツツジに1頭来ていた。ツツジでは撮れなかったけれど、近くの枯れ枝にとまったので撮影。
a0181059_22134764.jpg

青空も入った画像。トリミングなしのもの。
a0181059_904551.jpg

上の1つ前のカット。垂れ下がりの角度はこちらのほうがよかった。目まぐるしく動くので、日の丸構図で撮り、トリミングせざるを得ない。それでも、日の丸が真ん中になかなか入らない。
a0181059_2214228.jpg


寒い中、鼻水をすすりながらずうーっと待ち続け、ダンダラさんに「みんなでお茶でも飲みに行きましょうか」と誘われた矢先に空が晴れてきた。それからは、戦闘モードに突入。飛び去っては、またやって来る。しかし、枝被り、花被り、逆光と、いい位置にはなかなか来てくれるものではない。位置が悪くても、激しく動くので期待感でシャッターを切り続ける。こんな状態が午後3時20分まで続いた。東京へ戻ったら、1日中晴れていたという。山の天気はわからないものだ。

by otto-N | 2015-04-05 10:07 | Comments(14)

2014.5.8 群馬県・鳴神山 スギタニルリシジミ   2014.5.15 (記)

2014.5.8
群馬県・桐生市にある鳴神山(980m)に登る。目的はこの山だけに咲くカッコソウ。標高は低いながら、アカヤシオも見られるという。

登山口でウスバシロチョウを期待したが、全然飛んでおらず。路肩にやっと車を停め、登り始めたが、暗い杉林の急勾配。途中、造林のためか、コンクリートで固めた箇所があり、とても登りにくかった。といっても、標高差は600m、1時間半くらいで頂上に着いた。
a0181059_16401676.jpg

杉林が終わりかけたとき、足元からチョウが飛び出した。スギタニルリシジミ。昨年、今年と全然撮っていないので、ボロでもかなり嬉しい。少なくても3頭。寒いのか翅を傾けて日光浴する。
a0181059_16442073.jpg

ちょっと飛んでもらった。いつもながら弱々しい飛び方。もう少し撮りたかったが、上の方に舞い上がって消えた。
a0181059_16443066.jpg

カッコソウは頂上直下の杉林に咲いていた。サクラソウ科、絶滅危惧種ⅠA。数が少なく、群落とは程遠い。撮影していたとき、上から降りてきたハイカーに向こうには5~600本咲いてると言われ、即、撮影中止。
a0181059_16412286.jpg

頂上には小さな社があり、その狛犬はオオカミ。秩父からこの辺はオオカミ信仰があるらしい。ツツジ類が美しい。
a0181059_1641238.jpg

スミレも色々咲いていたけれど、名前は全然わからない。妻がみつけるたびに一応撮影する。
a0181059_16413763.jpg

アカヤシオはすでに散っていた。頂上付近からの景色。ずっと向こうはおそらく赤城山山系。今ごろは、ヒメギフが舞っているころ。
a0181059_1828195.jpg

カッコソウの群落地は、ガイドブックと現地の看板とでは地名が違っているらしく、右往左往して捜す。色々と推理した結果、山頂から少し離れた所にあるようで、ちょうど下山ルートの近くらしい。そして、見つかった。
a0181059_16424437.jpg

どうやら、杉が大きくなると日当たりが悪くなり、カッコソウは衰退するようだ。杉木立の中、木漏れ日に浮かぶピンクの絨毯。
a0181059_16425970.jpg

ロープで囲われているので、足元の花しかアップで撮れなかったのだが、まるで園芸種。採られて数が減ったのも要因と想像がつく。
a0181059_16431638.jpg

登山道は相変わらず杉林の中。小さな花を探しながら下る。ヒトリシズカ、ヤマブキソウ、ルイヨウボタン、ミツバコンロンソウ。
a0181059_16433752.jpg

かなり前、この花を撮ったことがあったけど、それ以来。トウゴクサバノオというらしい。可愛い。
a0181059_1851135.jpg

ひっそりと咲くニリンソウ、ムラサキケマン、キケマン。登山道から車道に出たとたん、ニリンソウは群落をなしていた。なあんだーといった感じ。
a0181059_16435864.jpg


下山後、車道でここでいつも写真を撮っている地元の方に会った。その方によると、カッコソウは全滅したので四国から移植して増やしたとのこと。帰ってから調べると、シコクカッコソウという種類(これも絶滅危惧種Ⅰ)もあり、DNAが違い別種であるということが出ていた。自力更生か移植か、真偽のほどはともかく(DNAで鑑定できる)、あいまいなままでもそれはそれでいい気がする。チョウの場合も、かっては生存していた場所に移す分には、そのまま絶滅するよりもいいのではないかと思っている。3年ぶりのスギタニルリシジミから、少し脱線してしまった。

by otto-N | 2014-05-15 20:50 | Comments(4)