たかがヤマト、されどヤマト

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2018.11.14-15 群馬県・妙義山 (2)裏妙義    2018.11.26 (記)

2018.11.15
裏妙義の三方境に登る途中にあるという「もみじ谷」に行く。妙義湖の奥の国民宿舎(廃業)の駐車場に車を停めその横の林道が出発点。しかし、道は倒木で塞がれていた。倒木にはピンクのリボンがつけられていたので道はいいはずと思い、迂回して道を探すが見当たらない。これは変だと思い、スマホのYAMAPで現在地を調べると登山道から外れていることが判明したので、国民宿舎まで引き返すことにした。途中、あっけなく本来の道が見つかった。分岐する登山道の入り口が狭く気がつかなかったようだ。30分のロスタイム。9時20分ころ、気を取り直して登り始める。しばらくすると、暗い杉林の急登が続く。1コマ目は駐車場からの丁須の頭(標高1057m)の眺め。駐車場には数台の車があったが、ほとんどはこの山が目的のようだ。10時ころ、暗い殺風景は杉林を抜けることができ、そこから先は紅葉樹林帯。やっと景色が生き返る。
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やがて、赤くなったモミジが目立つようになる。
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そして、もみじ谷の核心部。
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赤と緑と黄色の向こうに奇岩が覗く。
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少しずつアングルを変えてシャッターを切った。
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縦構図で太陽を入れても撮ってみる。

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どこを切り取っても素晴らしい。
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この時、もみじ谷には我々の他に2組5名の登山者(カメラマン)がいた。私はこの紅葉で十分満足したのだが、まだピークに達しておらず付近一帯が真っ赤になるとのことで、ほとんど何も撮らずに早々に下山して行った。予定では三方境まで行くつもりだったが、この先、ずうっと杉林が続き紅葉はないようなので、最後にパノラマ合成用に縦構図で3枚撮って引き上げた。実は、この谷全体を見下ろすとこの通り。まだすべて紅葉しているわけではない。どうやら、まだ、1週間ほど早かったようだ。ただ、全部赤いより緑があってこそ紅葉が引き立つ。でも、負け惜しみでしょうね。
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(画像は縮小せざるをえなく、とても粗くなってしまった。クリックして画像を大きくしてもさほどきれいではないけれど、元画像はとてもきれいです。かえって、スマホで撮るほうがいいかもしれない)


P.S.
地図アプリ「YAMAP」の使い方はまだよくわかっていませんが、グーグルマップでは市街地の地図が示されるのに対し、代表的な山の登山路が等高線とともに示されます。位置情報はGPSで画面に直接出てきます。地図はあらかじめパソコンから色々な範囲で印刷できるので、登山だけではなく、チョウ撮影の時にも便利かなぁと思ってます。無料アプリなので、ぜひお試しください。





by otto-N | 2018-11-26 17:25 | Comments(0)

2018.11.14-15 群馬県・妙義山 (1)中間道   2018.11.25 (記)

2018.11.14-15
やっと好天が続きそうなので、群馬に紅葉見物に行く。初日は、妙義山の山腹を横切っているハイキングコース「中間道」。その日は横川に泊まり、翌日に裏妙義にあるという紅葉の谷へハイキング。ただ、中間道は紅葉のピークを過ぎ、裏妙義はまだ少し早い可能性。

2018.11.14
朝8時半ころ恵比寿の自宅を出発。ところが、関越道の高坂付近で事故渋滞、10kmを抜けるのに2時間もかかってしまい、さらに工事渋滞はあるしで、道の駅に寄り、196号線にある大人場(おにんば)近くの登山口駐車場から登り始めたのは12時半すぎ。本来、中間道は妙義神社から登山道がついているが、途中土砂崩れで通行不能個所があり、四阿から入ることとなった。駐車場から四阿までは紅葉のピークは過ぎてはいたがまだまだ奇麗だった。
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思ったより急登だったが、広葉樹林の登山道はやはり気持ちがいい。
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四阿まで30分くらい。そこから、やっと妙義の奇岩を望むことができた。道の駅で買った舞茸おむすびを食べ(暖かくて美味)、ゆっくり休む。
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短い梯子を登ると、いい感じの紅葉が続いていた。
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赤い紅葉はそれほど多くはなく、うっとりするほどの眺めではないが、山の中という感じがとてもいい。
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断崖を削った回廊があったり、120段の長い鉄梯子があったりして、なかなか楽しい登山路だ。
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妙義の奇岩を全貌できる場所はないようだ。振り返ると、絶壁が木々の向こうに覗く。
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登ったり下ったりしているうち、第四石門という名物ポイントに着いた。そんなに奇岩に興味はないし、団体さんで騒がしかったので、休まず通過。
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第四石門から下は暗いけれど、暗いぶん、木々の向こうの景色が美しい。
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中間道のハイライトであるが鎖場の連続する第三石門、第二石門、第一石門をことごとくパスして、第一石門の下の出る。第一石門はデカい。1枚に入りきらないので、縦構図で2枚撮り、パノラマ合成した。
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その下は県道196号。真っ赤なモミジがあったので撮ろうとしたら、風で木漏れ日がチラチラ。シャッターを切るタイミングがむずかしい。
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5分ほど車道の横を一本杉まで歩き、再び、登山道(下り)に入る。妙義の山々の当たる太陽はだいぶ傾いてきた。足下はすでに暗い。
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大人場の下の駐車場に着いたのは15時半。横川にある5部屋しかない旅館「T屋」に泊まる。旅館と言っても和風ペンション。設備も食事もよかった。夕食前、近くを散歩。峠の釜めしで有名な「おぎのや」の古い木造の本店が横川駅の向かいでまだ営業していた。昔、スキーの夜行列車が横川駅に停車したとき、釜めしを手に入れるのに一騒動したことを思い出した。JR信越線は横川駅が今の終点。



by otto-N | 2018-11-25 16:05 | Comments(0)

2018.10.30 群馬県・水上 諏訪峡   2018.11.9 (記)

2018.10.30
平日の天気が不良続きで紅葉登山に出かける機会を逸してしまったが、日帰りできる水上の諏訪峡に行ってみることにした。ただ、諏訪峡を調べてみると、バンジージャンプの橋が有名なだけで紅葉の写真はほとんどなく不安を感じたが、せっかくの好天なので出かけた次第。

諏訪峡の外れにある道の駅に車を停め、上流から下流に向かう。快晴だが風が強く、歩道わきでヤマトシジミがイヌタデの茎にしがみつき緑色の幻光をちらつかせていていたが、うまく撮れず。
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上流側に見えるはずの谷川岳は雲がかかっていて見えなかったが、周りの山々はかなりの色づいていた。
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しかし、諏訪峡自体は紅葉になっている場所は少なく、少し早いようだ。それでも、紅葉をなんとかカメラに収める。
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さえないままバンジージャンプのある橋を下を潜る。紅葉はこの先からだった。圧巻と言いたいところだが、それなりの紅葉。流れる川(利根川)が美しく、紅葉が写り込んだ淵もあった。
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狭い谷なので縦構図のほうが川を撮りやすいが、横構図ではこんな感じの峡谷が続く(長くはないけれど)。
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清流に落ち葉が舞う。奥は谷川岳だが見えない。その向こうは新潟県だが、西高東低の気圧配置なので雨が降っていることと思う。となると、谷川岳は雪?
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木々の間から見える水面が美しい。
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最後は大きな橋(車道)に出て遊歩道はお終いで、「諏訪峡入口」の案内板があった。その橋から向こうを見下ろした川面。
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ここから、上流側へ来た道を引き返す。来る時には飛び回りっぱなしで撮れなかったオスをなんとか撮影する。
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道の駅に戻ってみると、来る時に最初に渡った橋からはの紅葉は逆光だったが、今度は順光になっていた。横構図で収まらなかったので、縦構図2枚のパノラマ合成。この左側をもっと撮りたい所だが、無粋な大規模マンション。
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ゆっくり散策しても2時間ほでであったけれど、人はほとんどおらず、それなりの歩きと撮影が楽しめた。でも、以上の紅葉写真、実は、ペンタックス附属のソフトでカスタムイメージ「風景」にして現像した(チョウはいつものように「ナチュラル」)。黄色と赤と青が強調され、実際より華やかに仕上がる。観光ポスター、ブログ記事をそのまま信じてはいけません。




by otto-N | 2018-11-09 16:13 | Comments(0)

2018.7.17 -19 新潟県・火打山 (3)火打山 天狗の庭   2018.7.26 (記)

2018.7.18 (続き)
10時40分、登り始めて3時間半。木道を登り下がったところが「天狗の庭」だった。山を登っていて、天狗の庭なる場所は数多くあるが、ここは別格だと思う。
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湿原の向こうに雪の残る緑の山。青い空と白い雲。木道を進むと、逆さ火打。(本ブログの画像は、すべて、クリックすると大きくなります)
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ワタスゲが風になびく幸せな風景。
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ゆっくりしたいところだが、山頂はまだまだ先。急がなくてはと、灌木地帯を登ると高山植物はウサギギクくらいしか目立たなかった。アサギマダラが目につくが撮影できず。11時10分、下から雲が吹き上げてきた。北アルプス(右の奥)も雲に覆われ始める。天狗の庭は遥か下。この先も急登が続き、その度に足がとまる。特に、最後の直登階段はきつかった。
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12時10分、山頂到着。残念ながら、北アルプスはほとんど雲に隠れていた。登る途中で見られたのでまあいいか。
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火打山の隣にある焼山にも雲がかかり始める。その右には日本海が見えるはずだが、雲に覆われていた。
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山頂にはキアゲハが数頭、バトルを繰り広げていた。風もあり、飛翔スピードがいつもより速く、思ったように撮れない。飛び立たせ撮りがやっとだった。
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アサギマダラも山頂に飛んで来る。なんとか1枚だけがピン。ハイマツの向こうの北アルプスは雲の中。ちょっと残念だった。
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12時20分、下山開始。天狗の庭から山頂にかけてはアサギマダラをよく見たが、下山中には数が増えていた。吸蜜は明るい所より登山路の日陰のほうを好むようだ。最初はナナカマドの花が好みかと思ったが、2コマ目の白い花とマルバダケブキのほういいらしい。狭い登山路を下っているとき、見えない足下からふぁーっと舞い上がる。
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マルバダケブキとの組み合わせはちょっと強烈。もっとアングルを狙いたいところが時間がなく、いずれも通りががりのスナップショット。
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天狗の庭まで下る。逆光のワタスゲはいつ見ても楽しい。
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池塘に映った靑い空と白い雲と針葉樹。
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13時50分、高谷池ヒュッテ到着。ベンチで大休止の後、カメラをザックにしまい込み、ひたすらの下山。しかし、残り3Kmという所で突然、持病の左膝が痛みだす。規則正しい階段の登山路を正面を向いては下りられず横向きで下降せざるをえなかった。緩斜面では痛みが少ないので何とか下ることができる。いつものように騙し騙しの下山だが、今後のことが心配になる。17時10分、やっと登山口にたどり着く。(やれやれ、登りと下りのタイムはいつも同じだ)

この日は、赤倉温泉に宿泊。夕食は量が多すぎたせいもあるが、疲れすぎて食事が喉を通らず半分くらい残してしまった。往復10時間は思った以上にキツかったようだ。



2018.7.19
朝食後、近くのスキー場でクロシジミを探しにいく。ヒメジョオンで1頭見つけ、300ミリで1枚撮ったところで飛び去られた。次に現れたのはテリ張りにやってきたジョウザンミドリ。暑すぎるせいか翅も開かない。こちらも暑くて探す根気が続かず、8時10分、早くも撤収。
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妙高に少しだけ登ろうと思ったけれど、山は霞んでいる様子だったの近くの観光地を探したが、標高1000m以上でなけば涼しそうではなく、近くの「イモリ池」で時間を潰す。
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睡蓮の花がいっぱいだったが(→睡蓮の葉には切れ込みがあるが蓮にはないとのこと)、見かけたチョウはベニシジミだけ。標高1000m以上でなければチョウも飛ばない暑さのようだ。この後、どこへも寄らず、灼熱の東京砂漠へ舞い戻る。
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今回の火打山登山では、北アルプスの岩稜の山々とは違った楽しみ方があることに気付かされた。果てしなく続く森を見ていて、まだ日本にもこういう場所が残されていることがとても嬉しくなった。もう一つ、フジミドリはブナの森には必ずいるようで、この時期、登山するたびに見かけるようになった。ただ、樹上生活者なので出会う機会が少ないだけのようだ。





by otto-N | 2018-07-26 11:27 | Comments(2)

2018.7.17 -19 新潟県・火打山 (2)火打山 高谷池   2018.7.23 (記)

2018.7.18
7時10分、1台だけ残っていたスペースに車を停め、火打山登山口を出発する。薄暗いブナとミズナラの多い広葉樹林帯の中を木道が延々と続く。緩い斜面を登ること50分、少し下った所に小さな橋が架かっていた。明るい空間なのでゼフがいると思って目を凝らすと、1組が卍巴をやっていた。空間的にも時間的にもアイノ。
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よく見ると1組だけではなく数組が卍巴をしていた。橋の上から近くに来たのを連写するが、登山用の18-135ミリのピントリングは固すぎるので回し難くかった。目より下にはなかなか下りて来ず、表翅は写らない。もっと撮りたかったけれど登山中の身、先を急がねばならなかった。
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橋の上から開翅が撮れるかと思ったが、数が多すぎすぐスクランブル発進をするのでチャンスはなかった。川底に飛んでいったのを目で追うとすぐ岩の上で開翅した。それが1個体ではなく複数だったので、遠すぎるが一応撮っておいた。自宅に帰ってから拡大して見ると、なんとフジミドリシジミだった。
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この橋から先が本格的な登山道。急登が続くことになるが、登山道の落ち葉の溜まった1m四方の窪地でフジミドリが吸水に下りてきた。足場が悪くザックが重いので後ろにひっくり返った時に飛ばれてしまったが、すぐに2頭目の♂が降りてきた。こちらもボロいが雰囲気は最高。
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そして、♀もやって来た。翅を開きそうだったがすぐ閉じてしまう。でも、うっすらと日が当たるいい場所に動いてくれた。近ければもっと早い時期に来てみたい1m四方のピンポイントだった。
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登山道は十二曲に差し掛かり喘ぎながら登る。十二曲りを過ぎても急登が続く。一瞬の北アルプス。
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やっと平らになり、緩やかな下りとなる。
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また登り。ときどき北アルプスが望めた。左のほうには槍ヶ岳も。そして、火打山がやっと現れる。が、北アルプスに雲が沸き始める。
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道端の花。オオバミゾホオズキ、ベニバナイチゴ、ズダヤクシュ、タニギキョウ。
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山小屋を過ぎると高谷池の湿原が現れた。池塘が美しい。
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木道の傍らにあった見事なキヌガサソウの群落。
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かなり大型の花なので可愛らしさには欠けるが・・・
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登山道は登りに入り、湿原を見下す。
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その先には雪がまだ残っていた。
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雪渓の脇のハクサンコザクラが見事だった。
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どうもペンタックスは赤紫系統の色が出ていない気がする。もう少しピンクのはずだが、青っぽい。
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一面がピンクに霞む遠くの群落。ピントは合っているはずなのだが、こんな風にしかならない。
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高山植物の種類は多くはなかった。目立ったのはミヤマキンバイ、イワイチョウ、コイワカガミというところ。
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10時40分、登り始めて3時間半。頂上はまだまだ先。
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(火打山(3)に続きます)




by otto-N | 2018-07-23 16:41 | Comments(0)

2018.7.17 -19 新潟県・火打山 (1)笹ヶ峰   2018.7.20 (記)

2018.7.17-19
登る計画を立ていたが、いつも天気が悪く延び延びになっていた新潟県にある妙高・火打山(標高2461m)に登る。往復8~10時間かかりそうなので、17日は登山口のある笹ヶ峰に前泊し、18日に登山。その日は赤倉温泉に泊まることとした。

2018.7.17
笹ヶ峰と言う名前はどこかで聞いたことがあると思ったら、ミョウコウシジミの棲息地。10年以上前のポイントしかわからず、すでにこのポイントにはいない可能性大とのことだが、とにかく現場を見るのもわるくない。昼すぎに笹ヶ峰の麓に着いたので、とりあえず、日本の滝百選に選ばれた「苗名滝」を観光する。駐車場から徒歩10分ほど。落差55mの素晴らしい水量。柱状節理の玄武岩から流れ落ちる。
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コムラサキがあちこちにいたが、敏感で表を撮ることはできず。ブルーが美しいヤマアジサイ、道端のエビラフジ。
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スキー場脇の狭いワインディングロードを登りつめた所が笹ヶ峰だった。広大な笹ヶ峰牧場の一角にある笹ヶ峰グリーンハウスに宿泊。チェックインを済ませた後、ミョウコウが昔いたという斜面に行くと、まるで植生が変わっているらしく、身の丈2mの植物や灌木で覆われていた。ボロボロのヒメシジミが少しいるだけ。エビラフジをやっと2株見つけただけだった。標高1300mとはいっても、とにかく日向は暑いし一人ではないし時期的にも今年は終わっているはずなので、いったんグリーンハウスに戻ってから、18-135ミリだけを持って、つれあいと散策路を歩くことにする。
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笹ヶ峰牧場は日本にある牧場とは思われなかった。全部牧草地にしないで、ブナとハルニレの大木を残してある。まるで公園のようだった。牛はどういうわけか数頭見ただけ。
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牧場のはずれにはブナとミズナラの森があり、林縁にはヒョウモンが舞っていた。ミドリヒョウモンとウラギンヒョウモンが多い。探し物のミドリヒョウモン♀。せわしなく動きまわるので撮り難い。顔だけ日が当たったのが惜しかった。
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ミドリヒョウモン♂。日の当たらない場所でのヒョウモン色はなかなかいい。
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メスグロヒョウモン♂も混じっていた。ウラギンは開翅を撮れず。ボロのカラスアゲハ♀。待っていると次々やって来る。ナミ(or コ)ヒョウモンもいたけれど撮れず。
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ヒョウモン類は、北海道育ちだったのでそれほど撮る気になれなかった。特に数の多いミドリヒョウモン♂は。でも、裏はなかなか奇麗です。
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花はあまり種類がなかった。クルマユリ、シモツケ、ヤマオダマキ。  、
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小川の横に咲いていた小さな花。暗い上、足場が悪く、きちんと撮ることができなかった。シキンカラマツという名を後で知る。
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宿へ戻り廊下の窓からの景色。
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夕食後、しばらくすると空が赤くなり始めた。
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ハルニレの梢の向こうに三日月。
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焼山(2400m)と赤く染まる飛行機雲。
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(日打山(2)に続きます)




by otto-N | 2018-07-20 16:54 | Comments(0)

2018.6.13 山梨県・入笠山 スズラン   2018.6.21 (記)

2018.6.13
晴れた日が続きそうなので、スズランを見に山梨の入笠山に行く。麓から富士見パノラマスキー場のゴンドラで登ると簡単だが、沢入登山口まで車で行き、そこから登る。登山口の標高は約1500m、入笠山は1955m。途中に湿原があり100万本のスズランが自生しているという。

登山口の駐車場のウツギにヒョウモンが来ていた。とても敏感で近づくたびに飛び去ったがやっと撮ることができた。ウラギンヒョウモンだった。
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杉やヒノキではなく、北方系の松と落葉松にミズナラが混じる明るくて気持ちのいい登山道だった。
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例によって花を撮りながら登る。3コマ目はギンラン。
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40分ほどで湿原に出た。出たところでクリンソウ。
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湿原の木道を進むと一面に黄色い花。落葉松と青空が美しい。黄色い花はウマノアシガタと判明。
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木道をゴンドラ駅の方に登ると、この湿原を見渡すことができる。入笠山頂はこの写真、向かって左の方。スズランはどこにあるかと言えば、エッと驚くかもしれないが、このグリーン全部がスズラン。北海道生まれなのでスズランに驚くことはないのだが、意表を突かれた。
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久しぶりに見るスズランだった。
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日が照りつけるたびにスズランは一斉に香りを発する。昔、天然のスズラン香水というのがあったことを思い出す。
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もっと下からのアングルで蕊も撮りたいのだが、バリアングルでなければ不可能のようだ。
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撮っても撮ってもきりがない。可憐そのもの。
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先日登った赤城山系・荒山で初めて見たクリンソウはこの湿原の至る所に咲いていた。珍しいと思っていたが、ある所にはあるという感じ。4コマ目はアマドコロ。
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山小屋の前で休んでいる時、目の前に咲いていた小さな花。キウリグサというらしい。
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もう咲き終わったと思っていたアツモリソウが山小屋・山彦荘の庭に咲いていた。ランの一種。花はかなり大きい。特定国内希少野生動物種。
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こちらはキバナノアツモリソウ。同じくランの類。絶滅危惧1B。菅笠をかぶった女性のようで、とにかくユーモラス、あるいは不気味ないでたち。最初に見た時は食虫植物かと思った。
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その後ろにはこんなふうに並んで咲いていた。山小屋の庭だが、盗掘されたこともあったとのこと。
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湿原を後に入笠山の山頂を目指す。途中、夏にお花畑となる開けた斜面があり、そこにもスズランが咲いていた。ツマトリソウも咲いていたので撮る。
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湿原から40分ほどで、団体客でごった返す広い山頂に到着。南アルプスから北アルプスは雲がかかってよく見えなかったが、八ヶ岳は真正面。
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さて下山にするかと思った時、キアゲハを発見。例によって「テリ張り南半分の法則」。八ヶ岳バックの位置ではほとんど飛び回ってくれなかった。10分ほどで、日が翳ってしまいお終い。
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下山後、この日の宿の長坂に向かう。宿はバブル期に建てられた広大な新宿区のリゾート施設。他区民は少しだけ高いが区民でなくとも宿泊可能。ただし、いつも空きは少ないようだ。夜、ホタル観賞ツアーがあったので参加。すぐ近くかと思ったが、何と高速で辰野町に向かう。16日からホタル祭りとのことだが、すでに多くの人出。駐車場は満車。暗闇をぞろぞろ歩くとポツンポツンとホタル。さらに先を進むと数が増え、これはというポイントにはカメラマンの三脚が林立。一応、カメラを持ってきたので、橋の欄干に載せバルブ撮影。モニターが明るすぎ、周りに迷惑をかけるのでホタル観賞にはNG。モニターを消す方法がわからなかったので数枚だけ撮る。その1枚に20個ほどの光が写っていた。
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by otto-N | 2018-06-21 16:13 | Comments(0)

2018.5.22 上越国境・大源太山 シラネアオイ(3)   2018.6.3 (記)

2018.5.22 (続き)
三角山を少し下ってから登り返した後はそのまま直登するのではなく、ダケカンバの巻き道だった。左側に苗場山が見え隠れする。
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平標山との分岐点があり少し直登する。途中の谷間に残雪。その周りにショウジョウバカマ、エンレイソウ、ヤマザクラ、ミツバオウレン。
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平らな場所に出たのですぐ頂上かと思ったが、しばらくダケカンバの中を歩く。
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そして、12時10分、頂上到着。平標山から谷川連峰が見渡せる。しかし、真ん中に桜の木が少し邪魔。
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山頂は広くキアゲハがテリを張っていたので、30分間のシンデレラタイム。
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キアゲハが山頂でテリを張る場合、たいてい真ん中より南側を飛ぶことが多い。平標山は北側。なかなか山バックに撮らせてもらえない。
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南側は逆光になるし景色的にも面白くはない。こういう時は下から上を狙うに限る。
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太陽を撮るとセンサーがおかしくなるのではないかと心配しているが今のところ大丈夫のようだ。1コマ目は抜群の翅の形だが、太陽がはいらなかった。
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ペンタックスのこの山用のレンズ、18-135ミリには距離目盛が打っていない。そのため、AFで自分の指を写してからMFに切り替える。最小距離は35cmだが、アゲハを撮るにはちょうどいい距離だ。実際には40cmくらいか。今回は天気がいいし、キアゲハの飛翔はゆっくりしているので、1/4000、背景を入れるためにF10(ISO可変)とした。明るいと気持ちがいい。こんな明るい所での飛翔は久しぶりだった。
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時々2頭が絡むがそのシーンは全く撮れずに終わる。残った1頭は、飛び疲れたのかその辺で休む。ピカピカだ。
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静止や風景を撮るたびに、AF→MFに切り替える。その都度、置きピン距離が変わりチョウの大きさも変わる。これがこの日のベストか。4枚の表翅を同時に写し込みたいところだが、目の高さ以上でしか飛ばないので所詮ムリ。
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12時40分、下山開始。三角山頂上の分岐点に着いたのは13時。少し休んでから、朝貝への登山道を下る。道幅はそこそこあり道標も完備しているが、落ち葉で滑るし、このルートで登る気はしないほどの急坂だった。
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かなり下ったところで、チゴユリとツバメオモトの群落を発見。マイズルソウは1つだけ。
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さらに下った所でタテハ2種。まずはボロヒオドシ。まだ頑張っていた。
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尾根部にちょっとした空間がありスミナガシがテリを張っていた。飛んでもすぐ戻ってきたが近くまで来ず、大きくトリミング。(このレンズは1本で結構使える。マクロより合焦が早いし、大きなチョウの飛翔も大丈夫)
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登山道はスキー場開発中止みたいな草地の斜面に出て終了。宿に到着したのは15時ちょうど。予定通り三国トンネルからのピストンだったら、登り返しが数か所あり距離もあるのでもう1時間半はかかったことだろう。宿のご主人に感謝です。お礼を言おうしたけれど留守だった。夏のスキー宿は苦しそうだ。




by otto-N | 2018-06-03 18:52 | Comments(0)

2018.5.22 上越国境・大源太山 シラネアオイ(2)   2018.6.2 (記)

2018.5.22 (続き)
尾根道の左に見える苗場山。一度、7月に向こう側の秋山郷から登ったことがある。
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登ったり下ったり、尾根道は続く。
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花は少ないがその度、足を止める。
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暗い登山路の片隅にツバメオモト。撮るのに苦労した。
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シャクナゲの横を通り抜ける。
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シャクナゲの下、まだ蕾のイワカガミとイワナシ。
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そして2つ目のシラネアオイの群落。
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少し下に降りて撮る。ここも下から吹き上げてくる風が強い。
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尾根道の右側の笹藪の中にシラネアオイがポツンポツンと咲いているのを見ながら進む。そして路肩に3つ目の群落。
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ここのは色が濃かったような気がする。
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11時30分。やっと三角山(標高1685m)に到着。左に苗場山(標高2145m)。風の当たらない日だまりにはミヤマセセリが飛んでおり、コツバメかと思ったらルリシジミだった。
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左奥の平標山(標高1984m)と仙ノ倉山(2026m)。平標には2度登り、いずれも風が強かった。ここから正面に見える大源田山(標高1764m)はもう一息だ。
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三角山を少し下った小さなガレ場に大群落。(結局、ここが最後の群落だった)
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ここには色の薄い花もあったが、咲いてから古いというわけでもなさそうだった。
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(シラネアオイ(3)に続きます)



by otto-N | 2018-06-02 16:24 | Comments(0)

2018.5.22 上越国境・大源太山 シラネアオイ(1)   2018.6.1 (記)

2018.5.22
大源太山(1764m)には三国トンネルの新潟寄りの駐車場から三国峠を経て三国山(1636m)に登り、そこから尾根伝いに大源太山に登り、帰りはピストンで下山する予定であった。ところが、夕食時に宿のご主人と話をしていたところ、大源太山の手前にある三角山から浅貝に直接下るルートがあり、そのほうが時間が短縮される。三国峠まで送るので車を宿に置いておき、帰りは浅貝に直接降りてくるといいとの提言があり、ご主人の厚意に甘えさせていただいた。なお、大源太山は谷川岳の北に同名の山があり混同しやすい。

8時、三国トンネル横の登山口から登り始める。道幅のある林道だった。林道の傍らにはニリンソウの大群落が続くが、まだ花は開いていない。
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小さくて白い花。群生していた。
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8時40分、道端の花を撮りながら三国峠に到着。
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三国峠には群馬側から一度来たことがある。ここから三国山までは木の階段の直登が続くき、左手に苗場山。
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ほとんど階段の登山道にはスミレやキジムシロ?の群落があり、ミヤマセセリも飛んでいた。
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数年前に来た時は苦しかったが、その後、登山経験を積んだせいか、あっけなく9時30分ころに山頂到着。ここからの景色は巨大は延々と続く高圧鉄塔が見えるだけなので先を急ぐ。尾根からは平標山や谷川岳が木々の向こうにちらちら見える。尾根道のピンクのシャクナゲが美しい。
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オオカメノキが咲いており、中心部は細かなピンク。これは新発見。
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ミツバツツジは葉がまだ出ていなかった。1本だけあったタムシバ。足元のピンクのイワナシ?。
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やっと視界が開け、平標三山(こんな言い方はない)とその奥の谷川連峰が望むことができた。目的地はその前の山。まだまだ遠い。
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登ったり下ったり、道は延々と続く。下りの日当たりいい所には黄色い花。
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延々と続く登山道。
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だいぶ近づいてきた。足元にもところどころに雪が残っている。
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コツバメを見つけたのと、先を行く妻がシラネアオイと叫んだのが同時だった。花は逃げないが蝶は逃げる。まずはコツバメ。産卵行動のようで小飛を繰り返していたが、風が強くピントが合ったのは1枚きり。
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シラネアオイは尾根道の右。日当たりのいい道路脇に咲いていた。
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野性のシラネアオイは唐松岳と谷川岳の山麓で見ただけだった。こんな笹薮から顔をだすシラネアオイは想像もつかなかった。風が強く花びら(蕚?)がめくれる。
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(シラネアオイ(2)に続きます)



by otto-N | 2018-06-01 16:38 | Comments(0)