たかがヤマト、されどヤマト

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2018.5.29 埼玉・夕刻のハンノキ林 ミドリシジミ   2018.6.11 (記)

2018.5.29
前日は地上1.5mほどの高さまで卍飛翔で何度も降りてきたのに、曇っていて暗いとはゆえ、うまく撮れずに終わった。この日は夕方まで快晴が続きそう。もう一度行ってみるかと出かける。

もっと遅くてもいいのだが、早めに来てしまう。林縁の空間にはキタテハが飛び回っていた。暗がりのミズイロオナガシジミが目につく。ウラナミアカシジミはいたけれどスレが目立つ。16時半ころ、♂が集まり始めたが数はそれほど多くはなく、翅も開かない。
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カメラを一脚に取り付け準備を始める。17時すぎ、やっと卍が始まる。しかし、広い藪の真ん中に降りていくばかり。全然、近くにはやって来ない。300ミリで連写するが米粒の大きさで途中で撮る気も失せてしまう。前日とは違って風があり風下に流されている気がするが、これがこのポイントの正常な飛翔ルート。前日が例外だったと考えるべき。樹上に集まり始めた時には、翅を開くことのなかった♂は卍が始まると全開し自分をアピールする。ほとんど撮影不可な高い位置。しかし、時々、戦闘に負けたのか、下のほうにやって来る個体もいる。テリ張りの一等席は、夕日をたっぷり浴び見通しの効く地上3~5mの枝先のようだ。
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夕日を浴びて輝くミドリシジミ。
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遠いのでマクロでは無理だが、煌めくグリーンが美しい。こうして自己アピールに余念がないが、近くに別な♂がやってくると卍飛翔が始まる。すぐ決着がつき、卍まで至らない場合がほとんどであるが・・・
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太陽が低くなり、日が当たる位置は高くなる。風で枝が揺れるのでもう少し下向きになることを期待したがこれまで。
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日は落ちてしまったが、まだ明るい空の光を反射してブルーに輝く。
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この日は近くに卍飛翔が1回も降りて来ず一度も広角で撮ることもなく撤収。自宅に近ければ通い詰めるのだが、この場所はちょっと遠くて負担も多い。今年はこれまでとして、また来年も惰性で挑戦するか。



by otto-N | 2018-06-11 16:59 | Comments(2)

2018.5.28 埼玉・夕刻のハンノキ林 ミドリシジミ   2018.6.9 (記)

2018.5.28
今年のゼフィルスの発生はとても早いようだ。そろそろミドリシジミも発生のピークを迎えているに違いないと、夕方の卍飛翔の飛翔撮影に挑戦する。午前中は天気は良かったが、15時すぎに薄雲が拡がってきた。曇っていても小雨が降っても卍飛翔はするのだが問題は空の明るさ。残照があっても暗いのでビデオ撮影用のLEDライトを用意した。

早く着き過ぎたけれど叢に♀が翅を開いていることもあるので、心当たりの場所を探すがミドリシジミは見つからない。木陰にいたのはミズイロオナガシジミ。今年はこれが初めて。
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開けた場所を飛び回るキタテハはいつもより多い気がした。キアゲハも小休止。
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15時30分。卍飛翔の場所で支度をするが、曇っているせいか♂の集まりが悪い。低い位置で見たのは1頭だけだった。
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薄雲に覆われて暗いので卍飛翔が早く始まることを期待したが、その気配は全くないまま時間が過ぎていく。16時30分、ふと道路のほうを見ると低い位置で卍飛翔が始まっていた。あわてて駆けつける。
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道路上のこんな低い位置でくるくる舞うのは初めてだった。なんとか甘ピンながら数枚撮れていた。
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さて、今回は、昨年も試したのだが、ミドリシジミは目の高さまで降りて来ないので、一脚にカメラを載せ50cmのロング・レリーズで連写することにした。カメラにはLEDライトを載せているので重くなるが、レンズは21ミリのパンケーキなので何とか操作はできる。置きピンは30~35cm。以下、こうして撮った画像。(今回はすべてトリミングしてます)
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広角レンズだと卍飛翔で2頭そろってピンが来る確率はとても低い。それどころか1頭も入らないことも多かった。表翅の構造色もなかなか出ないが、上から俯瞰的に撮ると横から撮るよりも構造色が出る確率が高そうだ。また、少し上から撮るだけで雰囲気がずいぶん違う。カメラに取り付けたLEDライトは裏翅を明るく照らすだけの効果しかなく、構造色は空からの光の反射角(レンズへの入射角)によって決まるようだ。
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1コマ目は金緑色に撮れたが1頭だけしか入らなかった。6コマ目のように目より高いとチョウは真っ暗になる。あまり俯瞰的に狙うと背景は草藪だけになり決して面白いものではない。この角度の調整が、レリーズを押しながら一脚を両手で持っているのでとても難しい。色を捉えるにはLEDライトはそれほど役には立っていないようだったが、チョウを明るく照らすのでフレームの中心に入れやすかった。それでも外しまくりだった。
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1頭は裏側でもう1頭は表側。ピンは来たが構造色は出なかった。目より少し上だったせいか。これも悔しい1枚。
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意識的に背景に池を入れたのだが、チョウがつぶれてしまった。もっとコマ数が撮れたらという瞬間。頭が前だと後翅も輝くのは静止画像と同じようだ。
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18時、まだくるくる飛んでいたが、ロープで保護された草藪の上ばかりに流れていく。近くに全く来なくなり、あまりにも暗すぎるので撤収した。



by otto-N | 2018-06-09 16:51 | Comments(2)

2017.6.9 埼玉・ハンノキの森 ミドリシジミ(2)   2017.6.20 (記)

2017.6.9 続き
8時を過ぎても、次から次へとミドリシジミは翅を開いた。
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開いたら出来るだけ前に回り込む。翅が大きく写るように上から撮る。が、何枚撮ったことか。目にピンがきても尾突はピンボケ、なかなか全体にピンが行き渡らなかった。
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少し前から撮ると輝きが増し、上から撮るより細かな傷が目立たない。
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傷の少ない別個体。
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少し上から撮ると、色がブルーからグリーンに変る。
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3コマ目は地味だが好きな構図。4コマ目は飛ばれた時のなんちゃって飛翔。
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横、ないし下から撮るとブルーっぽくなる。
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1コマ目、4コマ目はさらに下から。4枚の翅が別々の色に輝いた。
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この輝きはなぜか凡庸。上から撮ったせいか。あるいは暗かったせいか。
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緑の中に浮かぶ鏡。
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寄り過ぎて尾状突起はピンボケになっていた。テレコンを挟んであると、後ろ方向に引くことはできるが、上方向に引きたくてもできない。
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背伸びして少しだけ引いて撮っていた1枚があったので救われた。背景が抜けているので臨機応変に絞るべきであった。
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O型の♀。2コマ目は数個の靑鱗粉が載っている。
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撮影時間は異なったが、このB型は後から調べるとすべて同一個体。
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B型の靑紋がキラッと輝くアングル。輝くとまるで別個体だ。
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9時を過ぎると見つかる数が減ってきた。背景が煩く、林縁は暗いが、静止撮影にも飽きたので傷のある♂と遊ぶ。15ミリで置きピン30cmは遠かった。一回りトリミングした。
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林縁でミドリシジミがグリーンに輝いた瞬間。
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やはりミドリシジミは飛翔よりは静止がいい。静止は晴れより曇りの日がきれいだ。9時30分、撮影終了。
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by otto-N | 2017-06-20 20:28 | Comments(0)

2016.6.9 埼玉・ハンノキの森 ミドリシジミ(1)   2017.6.18 (記)

2016.6.9
朝早く、ミドリシジミを撮りに行く。天気予報は晴れだというのに、雲がかかりポツンと雨が軽く来た。6時30分、目当ての場所に到着。雨は降ってこなかったかれど、当然薄暗い。実はこんなに早い時間にミドリシジミ撮影に来たことがなく、どういう条件の時、開翅するのか全くわからず不安だった。目を凝らすと叢にチラチラと飛んでいるのが判り、カメラを準備する。翅を閉じた姿を撮影していると、半開翅する個体を見つけたがそこまで。この場所はダメかと思い場所を移ろうとしたとき、別個体が近くに飛んできて開翅した。晴れていないと開かないと思っていたが、曇っていても開くんだ。
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少しずつ空が明るくなり、次々とはいかないまでもミドリシジミがやって来た。葉の上を動き回るものが多く、よく見るとストローを伸ばし何か吸汁をしていた。そして翅を開く。
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曇っているので輝きが薄いかと思ったら、そうでもなかった。
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頭から撮らないと、4枚すべての翅が輝かない。
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アングルによって輝きの色が微妙に変化する。
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空が曇っているので強烈に輝くことはないが、とても奇麗に撮れる気がする。
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♀も現れた。残念ながら右後翅に亀裂。
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こちらは完品。
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時間が経つにつれ、♂が次々とやってきて翅を開く。
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強烈な輝き。
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頭を前に、少し上から撮ると翅がブルーからグリーンに輝くようだ。時刻はそろそろ午前8時。
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(ミドリシジミ(2)に続きます)


by otto-N | 2017-06-18 16:49 | Comments(2)

2017.6.5 神奈川・谷戸の湿地 ウラナミアカシジミ   2017.6.16 (記)

2017.6.5
オオミドリシジミの乱舞が終わった後、ハンノキのある湿地に向かった。ミドリシジミが見つかったとしても翅を開く時間はとっくに過ぎているけれど、たまには開くこともある。暗かったが背景の抜けたいい場所にいた、たぶん羽化直のミドリシジミ。いつ開くかは神のみぞ知る。
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探すともう1頭。しばらく見守ったが開く気配はないので、湿地の奥にはウラナミアカシジミがちらちら見つかった。赤くて大きいので少し飛ぶだけでよく目立つ。時期が遅いのか少しスレていた。
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昼下がりのまったりとしたあまりチョウが飛ばない時間帯。低いコナラにウラナミアカシジミが休んでいた。枝を寄せて無理やり逆光にしたが、逆光度が足りなかった。
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葉陰で休む別個体。これも新鮮だった。
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2017.6.6
高尾山でフジミドリが現れたが、一瞬目の前を通り過ぎるだけ。速くて撮れそうにもなかったので14時で切り上げ、夕刻、埼玉のハンノキ林に行く。16時に着いた早々、足元に飛んできたミズイロオナガシジミ。
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午後4時半、ミドリシジミが樹上を飛んでいるのが見え、今年も卍狂宴が繰り広げられることを期待した。しかし、まだ♂の発生数が少ないのか、思い出したように時々、高い場所で卍飛翔が見られた程度。低い位置まで下りて来ないので、しょーがなく300ミリ、MFで狙う。ピントが合っても色は全く出ないので、ただのシルエットにしか写らない。
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昨年は低い場所にもとまって開翅したけれど、この日は高い所ばかりだった。時間が経つに従い数も増えてきたが、昨年の1/3以下で、飛ばずに葉上に休んでばかりいた。♂の密度が低いので争う必要がないのかもしれない。昨年、目の高さの低い位置にとまった♂は、上部の一等席から追い出された弱い♂かもしれない。それにしても、ミドリシジミの元気がないので6時で引き上げたが、下までおりる卍の撮影チャンスは2度だけで、撮影は失敗。ピントが来ているものもあったが暗すぎてボツ。薄暗くてもいいが何よりも順光に回り込めることが必要。私の機材ではこのポイントはムリだ。最後のコマは、開翅はしなかったが珍しく並んだ2頭の♂。
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by otto-N | 2017-06-16 16:58 | Comments(0)

フライイング・バタフライズ 2016 (13)ミドリシジミ   2017.2.10 (記)

ミドリシジミ
ミドリシジミの夕刻の卍飛翔は、午後4時ころから始まり、宴たけなわになるのは太陽がほとんど森の影に隠れる午後5時半すぎだった。太陽が沈んでもミドリシジミは暗い中を狂ったように続けていた。

2頭がフレームになかなか入らない。それよりも、たまにしかピントが来ない。撮れそうで撮れないはがゆさ。
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日が暮れはじめる林縁。最初は樹上高く卍飛翔を行っているが、徐々に下に降りてくる。しかし、ほとんどが途中で分裂する。
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しかたがなく、1脚と数10cmの長いレリーズを急遽購入し、再再度の出陣。カメラを頭上に掲げ連写した。その効果は抜群と言いたいところだが、そんな甘いものではなかった。
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広い叢に下りてくる。逆光側だと、こんな風にしか写らない。
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撮影する方向は限られる。それにしても、暗すぎ。
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対峙する2頭。
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残念ながら、1頭しか入らず。
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日が落ちる頃、卍する2頭にさらに別のオスが次々と絡み、5頭を越える一団が、もはや卍飛翔の体をなさず、1頭を追いかける形で、残照の中を猛烈なスピードで飛び交っていた。ただただ唖然とするのみ。 


 

by otto-N | 2017-02-10 16:37 | Comments(0)

2016.6.10 埼玉・ハンノキの森 ミドリシジミ   2016.6.19 (記)

2016.6.10
ミドリシジミの卍飛翔はなかなか低いところまで降りてこないため、思うようには撮影できなかった。もう少しというところでカメラが届かない。そこで、急遽、一脚とレリーズを購入した。レリーズの長さは50cm。もう少し長いのが欲しかったが、ペンタの純正なのでしかたがない。一脚は、免許更新で新宿に行ったついでに一番安かったベルボンEXUP300(1695円)。

この日も晴れて暑いせいか卍が始まったのが遅く、午後5時20分。少し絡んではすぐ分離し、それぞれのテリ位置に戻っては翅を開く。高い場所が多く、撮れる範囲のものを300ミリで撮影する。
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時々、少し低い所にもとまるが、数は少ない。そして小競り合いを繰り返す。
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いつのまにかオスが集結していたという感じ。
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日が落ち始めたときに戦闘開始。あわてて駆け寄り、一脚を持ち上げながら連写する。が、思うようには卍する2頭との間隔がとれないし、短時間で卍がばらけてしまう。まだ明るいうちにと思って焦るばかりで、結局、これまでと変わらなかった。
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一脚撮りでは、手が届かなかった高さで撮れたのだが、急に目の高さに来たときには対応しきれなかった。また、いくら小型軽量のペンタとはいえ、支える左手が疲れてくる。
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暗くなるにつれ、あちらこちらで卍飛翔が繰り広げられるが、そのうち卍飛翔の数は減ってくる。卍が始まっても他のオスが介入し、すぐにばらけてしまう。ばらけたオスに、さらに他のオスが加わり、5~10頭の集団を形成し、目の前を飛び交う。壮観と言えば壮観。だが、こうなると万事窮す。手に負えない速さだった。片割れしか写っていないが、この日のベスト(情けない)。
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飛翔をほぼ諦め、静止を撮るが、日が落ちた後では暗すぎた。
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一脚撮りでの最大の収穫。真上からの静止撮影。
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置きピンなので、少しずつアングルを変えての撮影。テリ張りの時は、他のオスには反応しても、カメラには反応しないようだ。
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2016.6.11
土曜日。テニスを早めに切り上げ、ミドリシジミを撮りに行く。下草でメスが飛び立ち、近くにとまり、翅を開いた。B型だった。虫食い葉がかなり残念。
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また1頭、足元から舞い上がる。木陰にとまり、わずかな木漏れ日を受け、全開した。AB型。右の翅に弱く日が当たる。背景は申し分ない。
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午後5時、2頭が入る確率を少しでも上げようと15ミリ広角の置きピン25cmにセットし一脚に取り付け、卍飛翔が始まるのを待つ。とまっているのは撮らない覚悟で、明るいうちの卍飛翔に専念することにした。
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しかし、この日も、卍飛翔は最初のうちだけ。すぐに乱舞状態となってしまう。下りてくる卍はほんとに少なかった。21ミリを15ミリにしたところで、2頭とも入るわけではなかったが、チョウの画面に対する大きさは15ミリのほうがいい感じだった(飛翔画像についてはすべてノートリ)。また、一脚撮影では、被せ気味に撮れることも強みかもしれない。
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せっかくの構図だが、ピン甘だし、
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撮れた時にはもう暗かった。
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一脚撮り。ファインダーを覗くわけではないので、あてずっぽうのアングル。置きピンなので、数を打つ必要あり。(実際は飛び立ち飛翔を狙ってたときの失敗画像)
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飛翔を諦め、マクロ撮り。
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金色に輝くアングル。ちょっとピンボケ。1/125秒だった。暗すぎて、撮影はこれにて終了。その後もミドリシジミの狂乱は続いていたが、帰らなければならない時間となり、最後まで見とどけることはできなかった。
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4回目の卍飛翔撮影も失敗に終わった。日が落ちた後に飛翔が始まるので暗すぎということもあるけれど、なんと言ってもピントが合わないことが主因。卍飛翔する2頭とも1画面に入り、その1頭は、4翅とも金緑に輝くというシーンを夢みていたのだが、またもや、来年に持越しとなってしまった。それにしても、こうも数が多いと、卍飛翔が他の個体の介入により、すぐばらけてしまい、撮影不能になるとは知らなかった。


追記:
この卍飛翔がばらけてしまう原因については、チョウの大先輩が、「♂同士がお互いを監視しながら、グルグル回るためには、お互いを認識可能な照度が必要」という仮説を唱えております。
もう少し引用します。「夕方の西日がある程度低い場所にまで、差し込む場合は地面スレスレまで卍が解けずに持続する。他方、薄暮の度合いが増すに連れ、卍は比較的高い位置で解消するペアが増加する。ミドリ♂の活動が最も盛んな時期は、ハンノキ樹間の隙間に夕陽が僅かに差し込んでいるけど、それ以下の空間は暗いから、ハンノキの樹冠から数m降下した時点、概ね地上高5m位で解消してしまう。」

今、思い出すと、近くの卍はすぐに崩れても、梢の上には、くるくると回り続ける複数のペアが飛んでいた。なるほど、上はまだ少し明るいからか。卍飛翔照度説は、大正解のような気がします。

   

by otto-N | 2016-06-19 18:18 | Comments(0)

2016.6.3 埼玉・ハンノキの森 ミドリシジミ(2)   2016.6.16 (記)

2016.6.3  PM(続き)
ミドリシジミの卍飛翔撮影に大苦戦を強いられていたのだが、ときおり、目の高さくらいにとまり、開翅する個体がいることに気がついた。広角飛翔よりも、マクロでこちらを撮っておくほうが無難といういうわけで、広角とマクロの二兎を追う。しかし、どちらも中途半端。一兎に専念すべきだったと、翌日後悔。
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手首に軽いとはいえ広角をぶら下げシャッターを切るのだから、やはり不安定でピントがずれる。切る前に飛ばれる。突然のスクランブル発進。
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撮れていたと思ったら、ちょっとピンボケだった。
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より輝く頭側に回り込む。
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日が落ち、暗くなっても開翅するが、写りはよくない。
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やはり、明るくないと・・・。
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卍飛翔はまだまだ続いていたけれど、暗すぎて撮影できず、午後6時40分撤収。


2016.6.6
晴れていると卍飛翔が始まる時間は遅くなる。薄曇りだと早まるだろうと、行ってみる。ところが、出てきた時刻は前回より少し早いだけの午後4時50分。ミドリシジミに混じり、ミズイロオナガシジミがフラフラと飛び出す。
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日射しがないためか、高いところにしかとまらず、翅を開く個体は少ない。
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時間がたつと絡み合う個体は増えてはきたけれど、ただ暗いだけ。下に降りてくる卍も少なかった。撮れても片割ればかり。
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これも一頭だけ。翅脈も写っていたが、まだピントが甘い。
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2頭が入ったが・・・。
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せめて片方は翅を開いていてほしかった。
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空が暗くなっても、数は増え続け、あちらこちらでくるくると卍飛翔が行われるが、下にはあまり来なかった。そのうち、卍を始めても、他のオスの介入ですぐにばらけてしまう。ばらけると数頭が群れをなして飛んでいく。思わず撮るのも忘れ(手出しができなかっただけですが)、茫然と見送るばかり。午後6時、あまりにも暗く、満足に撮れないまま撤収。





   

by otto-N | 2016-06-16 20:08 | Comments(0)

2016.6.3 埼玉・ハンノキの森 ミドリシジミ(1)   2016.6.13 (記)

2016.6.3  PM
朝にトラフシジミを撮った夕方、埼玉のミドリシジミの卍飛翔を見に行った。

晴天で気温も高めなので、卍飛翔の始まる時間は遅くなると予想された。かなり早い午後3時半ころに現地についたが、それまでに、卍が繰り広げられそうな場所を探しておく必要があり、あちこち歩きまわる。実は、ここの来るのは数年ぶり。夕方なので、下草にはミドリシジミはいないと思ったけれど、少し離れて2頭とまっていた。1頭は翅を開かずすぐ飛び去ったが、もう1頭はA型だった。ここは、どうやら羽化ポイントらしかった。その後、ミズイロオナガシジミ、ミズイロとミドリのツーショットを撮る。
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一通り歩き、卍飛翔の行われるポイントの見当がついたので、そこで待機するが、午後5時になっても、ミドリシジミは飛び出さない。5時20分、ほんとうにここに出るのだろうかと思っていると、少し離れた所で、2頭が絡み始めたが、すぐ消える。しばらくすると、また絡む。よく見ると、少し高い枝の各所に、オスが点々と翅を開いていた。陣取った場所に他のオスが飛んできたら、追いはらい、元の場所に戻るようだった。
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どこから飛んできたのか判らなかったが、徐々にオスが増えて来ていた。しかし、小競り合いは起こるものの卍飛翔には至らない。日がどんどん傾き、あたりが暗くなった5時40分、突然、卍飛翔が始まった。
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卍はあちこちで同時に発生するが、なかなか下には降りては来ない。下に降りてきても、後ろはノバラの藪。どんどん暗くなるし、そう簡単には撮れるものではなかった。
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2頭とも表翅。そんな画像は夢の夢。蚊に刺されながら、低く降りてきた2頭を追いかけるが、1頭入れるのも容易ではない。
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ISO3200、F3.5、1/3200秒。これでも、真っ暗にしか撮れない。ソフトで輝度を大修整。当然画質は荒れる。
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卍飛翔は、日が落ちた6時を過ぎてからがピーク。数が増えると、卍は他のオスが介入しすぐばらけてしまう。卍にならなければ下には来ないし、卍にならないと撮れるものではない。暗くなるにしたがって、数頭が塊りとなって飛び交う。ボー然と、交うオスの争いをただ見ているだけ。ペンタックスK-3、21ミリ広角で置きピン25cm、うまく撮れればめっけものだが、入る確率は低い。
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(ミドリシジミ(2)に続きます)


   

by otto-N | 2016-06-13 20:08 | Comments(2)

2016.6.1 横浜・ゼフの公園 ミズイロオナガシジミ   2016.6.4 (記)

2016.6.1
高尾山に通ってばかりいるうちに、平地性のゼフのシーズンが終わろうとしていた。あわてて、横浜の公園に行ってみる。前日は、午後に羽化個体が続々発生したポイントでは、まるで出て来なかった。葦の茂みの中にミドリシジミ♂が翅を開くも、あまりに遠すぎた。ミズイロオナガシジミは新鮮だったけれど、ウラナミアカシジミはすでに終わりかけ、アカシジミに至っては撮るのも忍びなかった。
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道の脇にいた2頭のミズイロオナガシジミ。F2.8解放で撮ってみたが、上翅までフラットに撮れならなかった。
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2016.6.2
早起きしオオミドリシジミの撮影後、ズブズブと足が埋まる湿地でミドリシジミを探した。何とか下草で吸水している3頭のオスが見つかる。1頭が半分だけ開翅したが足場が悪すぎ、後ろに下がることもできず。その後下草で吸水し、またも開くが動き回るためピンボケ。その後、飛ばれた。
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もう1頭のオス。これも半分だけしか開かない。
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その後、ここを諦めいつもの公園に行ったけれど、全くミドリシジミの出る気配もなく、卍飛翔の始まる前に自宅に戻る。この公園、羽化直が多発する別ポイントでは下草がすっかり刈られ、今年はまるで変だ。

   

by otto-N | 2016-06-04 20:08 | Comments(0)